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世界中の大人たちに届け、この思い!

洞爺湖サミット前に子どもサミットが開催

2008年06月13日 13時00分更新

文● 末岡大祐/アスキーネタ帳編集部

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私たちの提言(提言文)

1、私たちは、私たちの住む世界のさまざまな地域の状態を発表しあい、私たちの周りでどのような問題が起きているのかを把握し確認しました。

 私たちは、集まった仲間たちから報告されたツバルが沈みつつあること、オーストラリアの干ばつやサンゴ礁の白化、沖縄での台風の被害など、地球的規模で温暖化が進行していることを実感しました。現在の科学技術を駆使して宇宙から見た地球は、非常に美しく、かけがえのない地球であることを確認できましたが、一方で環境が広い範囲で破壊されていることも具体的にわかりました。

 にもかかわらず、日常生活ではそれを実感することができない場合もあります。危機が迫っていることを感じるためには、宇宙からの視点で世界各国の環境を見守り、地球環境の実情をもっとよく知ることがますます重要になります。


2、つぎに、この実態から私たちの地球を守るために、私たち自身が具体的に何をすべきかについて話し合いました。


 おじいちゃん、おばあちゃんの住んでいた時代のような汚れる前の地球へ戻したい。先人の知恵を生かして伝統的なライフスタイルに戻すために、ぜいたくをしないことはもちろん、日常生活でエコバッグを使ったり、電気や水の無駄遣いをなくしたりすることはすぐにできます。また、人間だけでなく地球全体を考えた科学技術を発展させることによって、太陽光などの代替エネルギーを利用し、自然とのバランスがとれた生活ができます。

 人間が破壊した地球は、人間により治すことができるはずです。

3、しかし子供だけでできることは限られています。G8サミットに集まった国々がイニシアチブをとって、世界中の国々の政府に対し、以下のことをよびかけてほしいと思います。

  • 世界中で協力して環境問題に立ち向かうことをお願いします
  • 世界各国で環境問題に取り組みやすい仕組みを整備してください
  • 世界の各国が協力した地球環境を守ることを目的とした宇宙ステーションの建設を進めてください
  • 日本の生活スタイルに、「もったいない」(Shame to Waste)があります。これを世界中が共通して使える言葉として広めてください
  • 国により生活スタイルやレベルが違いますから、G8の国は他の国にも気を遣ってください

私たち子どもは、地球環境問題を解決するために役立つことをしていきます。大人も地球全体のことを考えて、かけがえのない美しい地球を守るように行動してください。

子ども

最後に全員で記念撮影。2日間にわたって話し合いをした子どもたちの表情は、疲れるどころか充実そのものであった


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