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週末見るコンテンツはコレ★ 第42回

嫌いな同僚も同志!「俺たちフィギュアスケーター」

2008年05月30日 13時46分更新

文● 大石太郎、イラスト●加藤 豊

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生理的に受け付けない相手こそ相棒にふさわしい

 我々はビジネスマンである前に人間だ。仕事上、ペアを組むのなら気の置けない同僚を選びがち。話も合い、仕事の進め方も似ている、気心が知れているから行動も読める……確かに効率はいいかもしれない。

 だが、そんなぬるま湯みたいな人間関係でいいのか!? 男が、ビジネスマンが成長するとき。それは厳しい試練が必要なのではないか!?

 そう、仕事でペアを組むなら嫌いな同僚。しかも生理的に受け付けないくらい嫌いな奴ほうがいい。そもそもなぜ人は人を嫌うのか、近親憎悪という場合もあるが、その理由の多くは、自分の持つ常識から外れた行動を取るからではないだろうか?

 相手だっていい大人だ。ある程度の経験を基に行動しているはず。その行為を嫌いと切り捨てることなく、自らの常識を疑い、相手に歩み寄り、理解する。そうすれば新しい視点からビジネスを考えることができるかもしれなし、新しいビジネススタイルが生まれるかもしれない。何より自分の器が大きくなる。

 仕事を通して苦手意識を克服する。「俺たちフィギュアスケーター」にはペアの組み方以外にも、ブレーンの重要性や、新規事業開拓の重要性など、さまざまなヒントが詰まっている。

 常識を持った、バリバリのビジネスマンこそ観るべき映画。下手な新書買うよりよっぽどためになる(と思う)。



俺たちフィギュアスケーター スペシャル・エディション
2008/5/23(金) 発売
価格 ¥3990税込
発売元:角川エンタテインメント
販売元:角川エンタテインメント
TM& (c) 2008 DreamWorks LLC. All Rights Reserved.




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