8)ビデオ圧縮の決定
これで映像に関する設定が終わったので[OK]ボタンをクリック。
9)音声コーデックの指定
画面にはこのダイアログボックスが表示されているはずだ。今度は音声コーデックを選ぼう。[オーディオ圧縮]ボタンをクリックしよう。
10)音声コーデックの指定
この画面ではコーデックと音質を設定する。まず「形式」のプルダウンメニューから「MPEG Layer-3」を選ぶ。
11)音質の指定
音質には山のような選択肢が表示されるが、まず「44100 Hz, 192 kbps CBR, Stereo 23 KB/秒」を選べばいい。音楽系のムービーで音質を重視したい場合は「48000 Hz, 256 kbps CBR, Stereo 31 KB/秒」、最高音質なら「48000 Hz, 320 kbps CBR, Stereo 39 KB/秒」。
選択肢はたくさんあるが、あまり選択の余地がないのが音質の設定だ。
最後に[OK]ボタンをクリックして設定終わり。
12)ファイル名を入力してエンコード開始
最後にファイル名と保存先を指定して[保存]ボタンをクリックする。なお拡張子のAVIを省略すると、自動的に付加されるようになっている。
画面は次に切り替わり、スライダがエンコードの進捗状況を示している。
「エンコード中の画面が寂しい!」という場合は、AviUtlの「表示」メニューから「セーブ中もプレビュー表示」を選ぶといい。スライダの動きとともに、エンコード中のシーンが画面に表示される。
エンコード時間は、設定値やパソコンの性能、元映像によって大きく変わるが、筆者のWindows VistaマシンCore2Duo 6300(1.86GHz)で元映像の尺の7割(25分の映像なら18分)、Windows XPマシンPentium4(2.4GHz)で元映像とほぼ同じ時間となった。Pentium IIIとなると、元映像以上にエンコード時間が必要になる。
(次ページへ続く)
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