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エンコードテクニック虎の巻 第2回

重すぎるムービーをシェイプアップ【画質レベル編】

2008年05月29日 20時00分更新

文● 藤山 哲人

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8)ビデオ圧縮の決定

[OK]をクリックして元の画面に戻る

この画面が表示されたら、そのまま[OK]ボタンをクリック

 これで映像に関する設定が終わったので[OK]ボタンをクリック。

9)音声コーデックの指定

[オーディオ圧縮]ボタンをクリック

次に音声コーデックの選択と音質の設定をする

 画面にはこのダイアログボックスが表示されているはずだ。今度は音声コーデックを選ぼう。[オーディオ圧縮]ボタンをクリックしよう。

10)音声コーデックの指定

「形式」コーデックを選ぶ

音声コーデックの指定と音質はこの画面で設定する

 この画面ではコーデックと音質を設定する。まず「形式」のプルダウンメニューから「MPEG Layer-3」を選ぶ。

音声コーデックの選択

「形式」のプルダウンメニューから「MPEG Layer-3」を選ぶ

11)音質の指定

音質の選択

「属性」のプルダウンメニューから音質を選ぶ

 音質には山のような選択肢が表示されるが、まず「44100 Hz, 192 kbps CBR, Stereo 23 KB/秒」を選べばいい。音楽系のムービーで音質を重視したい場合は「48000 Hz, 256 kbps CBR, Stereo 31 KB/秒」、最高音質なら「48000 Hz, 320 kbps CBR, Stereo 39 KB/秒」。
 選択肢はたくさんあるが、あまり選択の余地がないのが音質の設定だ。

標準的な音質

MP3の音楽ファイルでも一般的な「44100 Hz, 192 kbps CBR, Stereo 23 KB/秒」を選んだ状態

 最後に[OK]ボタンをクリックして設定終わり。

12)ファイル名を入力してエンコード開始

ファイルの一部にパラメータを書き込んでおくと後で比較するのに便利

movietestフォルダに「ランボー予告(QT4)」というファイル名で保存。なおQTはクォンタイザーを示している

 最後にファイル名と保存先を指定して[保存]ボタンをクリックする。なお拡張子のAVIを省略すると、自動的に付加されるようになっている。
 画面は次に切り替わり、スライダがエンコードの進捗状況を示している。

スライダがいちばん右までくればエンコード終了

スライダがエンコードの進捗状況を示す。ウィンドウタイトルには、終了までの予定時間が表示される

 「エンコード中の画面が寂しい!」という場合は、AviUtlの「表示」メニューから「セーブ中もプレビュー表示」を選ぶといい。スライダの動きとともに、エンコード中のシーンが画面に表示される。

表示されている映像は、元ファイルの映像でエンコード後の映像ではないことに注意

「表示」メニューから「セーブ中もプレビュー表示」を選ぶとエンコード中の映像が表示される

 エンコード時間は、設定値やパソコンの性能、元映像によって大きく変わるが、筆者のWindows VistaマシンCore2Duo 6300(1.86GHz)で元映像の尺の7割(25分の映像なら18分)、Windows XPマシンPentium4(2.4GHz)で元映像とほぼ同じ時間となった。Pentium IIIとなると、元映像以上にエンコード時間が必要になる。

(次ページへ続く)

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