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エンコードテクニック虎の巻 第2回

重すぎるムービーをシェイプアップ【画質レベル編】

2008年05月29日 20時00分更新

文● 藤山 哲人

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いちばん簡単なエンコード

 映像素材として使わせていただいたのは、つい先日ロードショーが始まった「ランボー 最後の戦場」っ! 凄っごいアクションと身も凍るような視線で睨むシルベスター・スタローンがカッコイイあの!正義の乱暴者のランボーさんである! その予告編のムービーをGAGA(ギャガ)さんからお借りした!
 元のファイルは、DVカム形式のDVコーデック(720×480ピクセル)。尺(映像の長さ)は、1分2秒ながら約230MBあるムービーファイルだ。こりゃ、エンコードのしがいがありそうだぞ! っつーか筆者のボロマシンだと重すぎて再生できん(笑)。
 この「ランボー 最後の戦場」の予告ムービーを映像にDivX、音声にMP3(Lame ACM)を使い、貧弱なマシンでも再生できるムービーにエンコードしてみよう。はたして、ファイルサイズはどのぐらい小さくなるのか? 画質はどの程度になるのか!?
 みなさんは、ランボーのムービーのかわりに、重すぎて再生できないムービーを手元に用意しておこう!

1)AviUtlを起動
 AviUtl.exeをダブルクリックして起動する。

CMカットなどの編集も可能

AviUtlを起動したところ

2)AviUtlの重すぎるムービーをドラッグ
 AviUtlの「ファイル」メニューからムービーファイルを選んでもOKだ。

ムービーが読み込まれる

ウィンドウ内に編集したいムービーファイルをドラッグ&ドロップする。読み込めない旨のメッセージが表示されたら、DirectShow File Reader プラグインを正しくインストールしたかをチェック。念のため再起動しておくといいだろう

 真っ黒な画面だが、これはムービーの最初のコマが真っ黒だから。映像を確認する場合は、画面下のスライダやコマ送りボタンをクリックした状態にすると、プレビューができる。

スライダとコマ送りボタンで映像をプレビューできる

スタローンは相変わらずカッコイイなぁ。緑の波形は音声データの様子

 なお[|←][→|]ボタンは、映像を切り張りする際の編集点を指定するボタンなので、触らないように。

今回は映像の頭からお尻までエンコードするので編集範囲は、最初の1コマから最後の1コマまで

スライダの青い範囲が選択中を示す。「編集」メニューの「選択範囲のフレーム削除」を選ぶと、CMカットなどができる

 もしスライダの地の色が部分的に白くなってしまった場合は、ムービーの最初にスライダを移動して[|←](編集開始点)、最後にスライダを移動して[→|](編集終了点)をクリックすればいい。

3)「ファイル」メニューの「AVI出力」を選ぶ

[ビデオ圧縮]ボタンでコーデックの選択画面が表示できる

AVI出力の画面。ここからコーデックや画質などの指定を行う

 このようなダイアログボックスが表示される。まずは[ビデオ圧縮]ボタンをクリックして、コーデックを指定しよう。

4)コーデックの指定

コーデックの選択

圧縮プログラムのプルダウンメニューからコーデックを選ぶ

 プルダウンメニューには、パソコンにインストールされているコーデックの一覧が表示される。ここから、DivXを探して選ぶ。

(次ページへ続く)

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