大容量SDメモリーカードの落とし穴
今やあらゆるデジタル機器が対応しているSDメモリーカードだが、SDHCカードを使う際には注意が必要だ。カードリーダーがSDHCに対応していなければ認識できないのはもちろん、サポートする容量が制限されてしまうことがある。ノートパソコンに搭載されているSDメモリーカードスロットも仕様の違いがあるので、チェックしておこう。
例えば、パナソニックのモバイルノートパソコン「Let'snote W7」なら、32GBのSDHCメモリーカードに対応し、ハイスピードモードもサポートする。一方、東芝の「dynabook SS RX」はSDHCメモリーカードを読み込めるが、最大容量は8GBなうえ、高速データ転送には対応していない。
また、Windows上でフォーマットしてしまうと、一部のデジカメやケータイで認識できなくなることがある。基本的に、利用するデバイスでフォーマットするように心がけよう。
SDメモリーカードを書き込み禁止にすることもできる。カードの左上に付いているつまみを下に動かすと、メディアがロックされ、データの削除や上書きができなくなる。読み出し専用になるので、大事な写真が入ったメディアをアルバム代わりにするといった使い方が考えられる。
デジカメの操作などを間違えて、SDメモリーカードをフォーマットしてしまったり、必要なファイルを削除してしまった場合には、余計なことをせずに作業をストップ。ファイル復元ソフトを使って復活させよう。
失った直後なら、ほぼ確実にファイルを復活できるのだ。デバイスでメディアを認識しなくなった場合でも、一部のデータを復元できることがあるのでチャレンジする価値はある。