バッテリーや操作性など細かな改善も
W-ZERO3シリーズ共通のスライド式QWERTYキーボードも装備。本体サイズは幅50×奥行き17.9×高さ116mmと最小。重量も135gに軽量化した。メタリック調の本体は「ピンクトーン」「ライムトーン」「ゴールドトーン」の3色が選べる。「従来のビジネス志向のデザインとは一線を画するポップなものを目指した」と同社代表取締役社長の喜久川政樹氏は話す。
不満が多かったバッテリー寿命に関しても、連続通話時間で約6時間、連続待ち受け時間で420時間と競合他社を上回る水準であるという。主にソフトウェアの電力管理の改善によって実現しており、本体右のスイッチにより簡単にサスペンドに入れる仕組みも新たに用意している。
OSは国内で始めてWindows Mobile 6.1 Classic日本語版を採用。ウェブブラウザーには「Opera Mobile 9.5」(+Flash Lite 3.0)、ワンセグ視聴機能も備える。
操作性に関しては、不満の多かった電話帳の使い勝手を改善。また、ヤッパ(株)の2Dエフェクトエンジン「Spin UI」を使用したランチャーを搭載。Yahoo! JAPANなど大手サイトへのリンクをランチャーとして用意するほか、GmailなどウェブメールサービスもIDとパスワードを入力するだけでダイレクトに使用できるようにするといった改良が加えられている。
搭載するCPUはMarvellのPXA270-520MHzで、メモリー容量は256MB(フラッシュ)/128MB(SDRAM)。通信機能としては、W-SIM(PHS)のほか、IEEE 802.11b/g対応の無線LAN、Bluetooth 2.0、赤外線などを搭載する。外部記録メディア用にmicroSDカードスロットも装備する。
なお、ウィルコムでは、音声通話定額の「ウィルコム定額プラン」(月額2900円)、10万パケットまで無料で使える「データ定額」(2段階定額で1050円~3800円)の組み合わせであれば、月額3950円と安価にデータ通信と音声定額を実現できる点をアピールしていた。
WILLCOM 03の詳細に関しては、追ってレビューなどで紹介する予定だ。
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