古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第25回

恐るべき編集眼を持つ「ゴルゴ31」

現在と近未来：寝る間を惜しんで仕事、読書、巡回、更新

──　目標に対してすごく合理的に動いているのが分かりました。しかし、現在の人気をキープするのには、相当な時間が必要ではないでしょうか？

GOLGO31　それは……そうですね。正直、時間を食いつぶしています(笑)。無理しているっていうのもアレですけど、例えば、雑誌や単行本は会社の昼休みに速攻で読んだりとかしています。帰宅後は巡回を含めてサイトの更新に当てていますしね。そういうふうに動かないと、やっていけないです。

──　毎日、インプットとアウトプットにどれくらいの時間をかけているんですか？

GOLGO31　インプットに2時間、アウトプットに4時間ですね。

──　米国ではプロブロガーの死を報じる記事が話題になりました。健康的には大丈夫ですか？

GOLGO31　僕は一応、命を費やすみたいな覚悟まではないですからね。編集者的な考え方はしつつも、楽しむところは楽しみたいというのもあります。実際、ニュースサイトだけを本腰入れて続けようと思ったら、極論ですけど、引きこもりが一番いいんですよ。でも、そこまでやると肩が凝るから、僕にはできません。

──　アクセス数を稼ぐなら、ブログ化したほうが何かと有利な気がします。この方向には行きませんか？

GOLGO31　RSSを配信しようという考えはあります。HTMLのままでもRSSは飛ばせるので、常連さんにも巡回が楽になるという人がいるでしょう。

　ブログ化は時間的な問題と、コンテンツの内容から、踏み切れていないですね。ウチみたいな羅列型のニュースサイトがRSSを飛ばしても、あまり価値がないと思うんですよ。1行コメントだけで色々なニュースを紹介しているのに、複数の情報に対してひとつのRSSになってしまうのはどうなんだろうと。難しいところではありますね。

筆者紹介──古田雄介

　元建設現場監督で、元葬儀業者で、現古銭マニアのデジタル＆サブカルライター。ゲームはファミコン、アニメは北斗の拳時代で止まっているので、最新トレンドは定期的に単語カードで覚えています。そんな毎日。「古田雄介のブログ」では、皆さんのお勧めサイトを募集中です！

＊次回は6月9日掲載予定

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