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サウンドユーティリティーソフト

レビュー:Hear

2008年06月06日 18時00分更新

文● 御法川裕三

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臨場感のあるサウンドにリアルタイムフィルター


Hear 【SPEC】
開発元●米プロソフトエンジニアリング社 販売元●アイギーク(株) 価格●5250円(パッケージ版)、3150円(ダウンロード版)
http://www.igeekinc.com/

対応システム●OS X 10.4以上(Leopard対応) 対応機種●Power PC、またはインテルCPUを搭載したMac

【COMMENT】
安価で使い勝手は良好。さまざまなモジュールや多彩なエフェクトを取りそろえているため、手軽に音質を向上させたい初心者にお勧め。


 「Hear」はiTunesの音楽やDVDプレーヤーの音声、ゲームの効果音といったサウンドを最適化にするソフトだ。Macの内蔵/外付けといったあらゆるタイプのスピーカーやヘッドホンから出力される音を向上させるためにリアルタイムで音場空間を拡張し、サラウンド環境を生成する。

 シンプルなインターフェースなので難しい操作は必要なく、初心者でも簡単に設定できる。

01
専門知識のないユーザーでも簡単に操作できるインターフェース。一度設定すれば、ソフトをいちいち起動させることなく、バッググラウンドで働く

 「Effects」などジャンルごとに100種類以上のプリセットを用意しており、好みのものを選ぶだけでいい。

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「MUSIC」には「Jazz」など30種類以上のプリセットがある。末尾の「H」はヘッドホン用、「S」はスピーカー用のもの。100種類以上のプリセットがあり好みのものを見つけやすい半面、多すぎて選びにくい印象も受ける

 また、スピーカー位置にとらわれず、すべてのアングルからの音響効果を実現する「3D」や、バーチャルなサウンド領域を作ってサウンドを反響させる「スペース」など、細かい設定もできるため、より音質にこだわりたい人でも物足りなさは感じないだろう。プリセットを作成/保存しておけるので、さらにマニアックに使いこなしたいというユーザーは活用してほしい。

03
新しいプリセットを作成できるのはもちろん、既存のプリセットを修正して「保存」することも可能。保存したものは、保存時のダイアログで指定した「Music」「Games」といった独自管理のフォルダーに格納される。数値を変えすぎたときに元に戻す機能も備えている

 iTunesに限らず、MailやSafariなど、OS Xのソフトすべてに適応され、アプリケーションごとに音量/音質を調整できる。

03
アプリケーションごとに音量の調整や、エフェクトのオン/オフが可能。iTunesで音楽を思いっきり楽しみたい場合は、ほかのアプリケーションの音量を小さくすればいい

 例えばMailの着信音だけを小さくしておくといった使い方も可能だ。すべてのオーディオ処理はHearのオーディオサーバーによってバックグラウンドで行われている。動きは軽快で、常に起動させていてもマシンの動作にはほとんど影響しない。

 Macに搭載されているスピーカーや、安価なデスクトップ用PCスピーカーの音質に満足ができない人にとっては、強力なツールになり得る、使いやすいソフトだ。


(次ページに続く)

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