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塩澤一洋の“Creating Reed, Creative Mass.──大公開時代の羅針盤” 第1回

塩澤一洋の“Creating Reed, Creative Mass.──大公開時代の羅針盤”

表現する人、表現する社会

2008年05月25日 15時00分更新

文● 塩澤一洋 イラスト●たかぎ*のぶこ

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表現、創造、コンピューター ポジティブマインドで臨む「大公開時代」


 ポジティブに楽しむ。それがこの大公開時代を生きるスタイルだ。本、雑誌、音楽、テレビ、ラジオ、映画、ウェブ、授業、講義……。受け身で接しても十分に楽しい。でもその際に、あとで自分も何かを表現しようとするマインドを心のどこかに持っていると、もっともっと楽しめる。これはなにも特別なことではない。ドラマを見た感動とかおいしいお店の情報などを、家族や同僚、友人と語りあうのは日常的なことだろう。

 このように、あとで自分が自分の言葉で語ることを今までよりもほんの少し強く意識しながら情報に接するのだ。そうすると、ものの見方が変わってくる。情報だけでなく、街も、空も、人も、社会も、自分がそれについて何かを表現しようというポジティブな気持ちを持って観察すると、今まで見えていなかったものも見えてくる。見えたら、感じたら、それを早く誰かに伝えたくなる。表現欲求がフツフツとわいてくる。そこで迷わず表現するのだ。文章でも、絵でも、写真でも、音楽でも。方法や媒体は何でもいい。ポジティブに表現するのだ。そして、それをオンラインに公開する。ポジティブな表現を公開し続けていれば、きっと少しずつポジティブな反応を得られるようになってくる。

 実際、会社で上司に提出する報告書、取引先に対する新商品のプレゼン、学校で作成するレポート、教室で行う発表などなど、我々は表現を求められるシチュエーションが多い。そこでカッコよく決められるかどうかは、普段からのポジティブなマインドで表現行為を続けているかどうかで違ってくる。

 文章が上手くない? 絵は苦手? きれいな写真が撮れない? 楽器が演奏できない? そんなネガティブな気持ちは大公開時代にそぐわない。上手いとか下手とか、そんなことはまったく関係ない。上手下手にこだわって表現しないのは損。どんどん表現して自己満足しよう。自画自賛しよう。そして遠慮なく公開しよう。自分が表現したものはすべて自分らしくてスバラシイ。そうポジティブに考えよう。それが大公開時代を生きるスタイルだ。


(次ページに続く)

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