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最新パーツ性能チェック 第61回

【最新パーツ性能チェックVol.61】

「Phenom X3 8750」コア1つ分の価値はいかほど?

2008年05月20日 21時13分更新

文● 加藤 勝明

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まさに“コア1つ分”だけ下の性能

PCMark Vantage

 まずはオーソドックスに「PCMark Vantage」でどう評価されるかチェックしてみたい。画像の回転やムービー再生、テキストデータの一括処理など、一般的用途でのパフォーマンスを見るのに適したテストだ。テストは総合スコアだけを比較している。

PCMark Vantage (単位:score)

PCMark Vantage (単位:score) Fast→

 あまりマルチコアをギリギリまで使う処理がないためか、X3 8750とX4 9850BEの差は5%程度。コア数の差というよりも動作クロックで差がついた、と考えてもよさそうだ。これはクアッドコアの9500が最下位であることからもこの推測を裏付けることができる。

3DMark06

 次は「3DMark06」のCPU TESTのみのスコアを比較してみよう。「PCMark Vantage」と違い、CPUのコアをキッチリ使ってくるシビアなテストだけに、コア数と動作クロックの違いがどう関係してくるか見てみたい。

3DMark06 CPU Test

3DMark06 CPU Test (単位:score) Fast→

 このテストでは少々動作クロックが遅くても、コア数が多い方が良いスコアを獲得できる。9500が2番手につけているが、僅差でX3 8750もその後を追っている。このテストにおいては1コア分の差はさほど大きくないといってよいだろう。
 ちなみに、トリプルコア化&ダウンクロックしたX4 9850BEはこのテストはもちろん、以降のテストでもX3 8750と同じような結果を出している。どうやら本当にX4 9000シリーズのコアを1つ無効化しただけのものがX3 8000シリーズになっているようだ。

Superπ

 それではコアの単純な計算力を次の一連のテストでチェックしてみたい。まずは古典的な「Superπ」から。ここでは104万桁の計算時間を比較している。

SuperPI 104万桁

SuperPI 104万桁(単位:秒) ←Fast

 マルチスレッド化されてない、典型的なシングルスレッドアプリであるため、結果は動作クロックの高い順になるということは容易に想像できる。ただ、トップのX4 9850BEとX3 8750の動作クロックはわずか0.1GHz違い。ちょっとX3 8750の結果が悪すぎる感もあるが、今回比較したCPUの中での位置づけはなんとなくわかるはずだ。ちなみにトリプルコア化したX4 9850BEはエラーを出したため結果ナシとなっている。

(次ページへ続く)

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