[特集]深夜アニメをフルコンプ!
手段を問わないTVキャプチャー環境【携帯電話・PSP・DS編】
2008年05月16日 23時59分更新
BDレコーダーやPCで録画した番組を別の部屋にあるテレビで再生する
今回はテレビの視聴・録画環境を5回に渡ってまとめてみた。興味深い製品はあっただろうか? それでは最後に、BDレコーダーやPCで録画した番組をさらに楽しむ方法のひとつとして「ネットワークメディアプレーヤーによる番組の再生」を紹介しよう。
ネットワークメディアプレーヤーとは、メディアサーバーに保存された映像・音声などのコンテンツにネットワーク経由でアクセスし、それらのコンテンツをストリーミング再生できる製品だ。これによりメディアサーバー機能を搭載するBDレコーダーやPCで録画した番組をほかの部屋にあるテレビやPCから気軽に楽しめるようになる。
1080i出力・保護されたコンテンツのサポートに注目
ネットワークメディアプレーヤーでまず確認したいのは異なるメーカー間の機器接続を容易にする“DLNAガイドライン”に準拠していること。DLNAガイドライン準拠のメディアプレーヤーであればサーバ-プレーヤー間の接続を難しい設定無しに行なえる。市場にある製品ではDLNAガイドラインに準拠しているので、この点はまず問題ないだろう。
さらに地デジやBS・CSデジタルのHV番組を再生したければ1080iでの「HDビデオ出力」、DTCP-IP対応による「保護されたコンテンツのサポート」も外せないポイントとなる。それらの機能をサポートする製品は限られるだけに、地デジ+ネットワークメディアプレーヤの組み合わせで楽しもうと考えている人はくれぐれも注意して欲しい。
ここで、DLNAガイドラインに準拠しているほか、H.264の動画圧縮方式にも対応しているバッファローのネットワークメディアプレーヤー「LinkTheater LT-H90WN」を紹介しよう。
BDレコーダーで録画した番組の再生に対応するネットワークメディアプレーヤー
「LinkTheater LT-H90WN」
テレビと組み合わせて使用するタイプのネットワークメディアプレーヤー。1080iでのHDビデオ出力に保護されたコンテンツのサポートと充実した構成で、デジタルビデオレコーダーで録画した地デジやBS・CSデジタルの番組の再生にも対応する。対応レコーダーにはソニー「BDZ-X90」「BDZ-L70」など。
生活スタイルにあった機器でテレビ番組ライフを楽しもう
テレビの視聴・録画を楽しめる機器は今まで紹介したようにさまざまなタイプのものがあり、それぞれ特徴がある。
たとえば機能面に注目してみると、H.264トランスコードのサポートなどBDレコーダーが特に優れる。デジタルテレビがあるならBDレコーダーが断然オススメだ。一方、地デジ対応PCは機能面でBDレコーダーに及ばないものの、PCにテレビ、デジタルビデオレコーダーとしての機能を1台のPCにすべて詰め込んでいる。設置スペースの確保が難しい人には嬉しい選択肢といえよう。また、デジタルテレビチューナーデバイスを使えば、少ない出費で既存のPCを地デジ対応にできる。希望に合うタイプの製品で、テレビをトコトン楽しもう。
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