ウェブサービスが重い! ボトルネックはブラウザー!?
「mixiが重い」 1~2年ほど前から筆者の周りで聞くようになった言葉である。たしかに以前はアクセス過多のせいで表示が遅かったけれど……と、気が付けば重いのはmixiだけではない。「Google Docs」も、「Gmail」も、「ヤプログ」も、「BIGLOBEメール」も重い。いわゆるWeb2.0系のサービスがみんな遅いのである。
その原因は、いわゆる「Ajax」などと呼ばれる最近のJavaScriptの流行にある。かつては「セキュリティー的に問題だからオフにするのが望ましい」とまで言われたJavaScriptだが、「Googleマップ」の成功以降、JavaScriptを使って動的なインターフェースを実現するのがトレンドになった。
このJavaScriptが行なっているのは、サーバ側でなくクライアント側、つまりブラウザーのほうでプログラムの処理をさせることで、HTMLでは難しかった動的なインターフェースを実現させたり、データを先読みさせることで通信の負担を軽減させる、といった処理だ。だが、そのようなJavaScriptの使い方はこれまでのブラウザーでは想定外の動作であり、負担になっているのが現在の状況だ。
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