油風呂には入れません、よね?
塾内でのシゴキ、関東豪学連との血を血で洗う闘いは、はっきり言ってマトモじゃない!!
友のために簡単に命を賭ける、究極の男気養成所「男塾」に入塾した男たちの捨て身の行動を、バカバカしいと一笑に付すのは簡単だ。
だが、君はできるか!? 同僚のために煮えたぎった油風呂に入ることが! 会社のために死をかけた闘いに挑むことが! ……正直無理。だれだって無理だ。でも彼らの生き様を参考にすることはできる。
見た目も楽しい!血のりが飛び交う会社
血だ、血を厭わない姿勢。ここ一番には血をツールにしてしまうくらいの気合いで、生き馬の目を抜く厳しいビジネスの世界をサバイブしようではないか。
血を流すのは痛みを伴う。人間なら誰だってわかること。想像してほしい、同僚が痛みに耐え、流れる血を拭おうともせず仕事に没頭している姿を。まともな神経をしていたら、「助けてやりたい」、「何でもいいから手伝ってやりたい」と思うはずだ。
それが上司なら、その姿を見るだけで仕事の厳しさ、仕事に賭ける情熱がヒシヒシと伝わり、自らを律するであろう。数万の言葉より、一筋の血。
説教する上司の口からは血が流れ、部下は自分のふがいなさを恥じ、握りしめた拳から血を流す。そんな、熱い、熱すぎる職場から生まれる仕事が面白くないはずはない。まず見た目が面白い!
そして血は余計な言い訳しないためのツールとしても有効だ。遅刻をしたとき、一筋の血(血のりでも可)があれば、「何かあったんだろうな」と察してもらえるはずだ。そしてあなたは「すいませんでした!」と大きな声で一言発したあと、おもむろにメールチェック。誰も遅刻の理由は突っ込まないだろう。運が良ければ手当してくれた女子社員と恋に落ちるかもしれない。
多くを語らず、血を流してまでも仕事に打ち込むストイックな姿勢は、スポ根マンガで育ってきた団塊ジュニア世代好み。「その根性、その熱さが我が社には足りなかったんだ!」と一足飛びに取締役クラスまで出世する可能性も無いとは言い切れない。
まずは「魁!!男塾」をじっくり観賞して、深遠なる男の世界をしっかりと頭と心に叩き込むことから始めよう。
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※おススメ度は基本的に5つ星評価
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