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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」第23回

プラダを着た小悪魔「PRADA phone」

2008年05月15日 11時00分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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ブランドとしての作り込みは?


M702is DOLCE&#38
2007年4月にネット限定で発売された「M702is DOLCE&GABBANA」。通称「ドルガバケータイ」で、価格は7万5000円

 日本でファッションブランドと組んで出てきた登場したケータイは、ドコモの「M702iS」、いわゆる「MOTORAZR」をベースにしたDOLCE&GABBANAブランドのケータイがあった。

 その見た目は「キンキラキン」で、見る者を圧倒する魅力を放つ、いかにもドルガバらしいものだ。一方中身は、着メロや壁紙などは独自のものが入っていたが、そのほかは通常のMOTORAZRと同じだった。

 それでは、プラダのケータイはどうだろう。

 PRADA phoneは、iPhoneと同じフルスクリーンのタッチディスプレーを採用し、非常にシンプルな見た目に仕上がっている。ブラックなボディーにシルバーの「PRADA」ロゴが光り、さらにシルバーのパーツが端末の側面をぐるりと取り囲む。非常にプラダらしい意匠だ。

PRADA phone
PRADA phoneには、革のケースとタッチペンのストラップが付属する
爪で操作
PRADA phoneはiPhoneと違って、爪でも操作できる

 iPhoneとの違いは、タッチパネルが静電式ではなく感圧式という点。感圧式であるがゆえに、服やケースの上からパネルに触れると反応してしまうが、一方で静電式では対応できない爪先での操作も可能になっている。爪の長いおしゃれな女性にとってはiPhoneよりも扱いに慣れやすいだろう。

 またパネルに触ったことを認識すると、端末が軽くふるえて操作をフィードバックしてくれる点も、iPhoneとの違いだ。着信時のバイブレーションとは異なる細かい振動は、エレガントでかわいらしい。

 そして約92gと軽くて、本体の幅も54mmとそこまで広くないため、女性ユーザーにとって持ちやすい点も見逃せない。このように、既存のケータイにブランドという服を着せただけでなく、いちからPRADAのケータイとして新しい価値を作り出すことに努めていることが分かる。

ペン ストラップに付いているペンは伸縮性。タッチパネルを操作するだけでなく、手書きメモも可能だ

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