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手段を問わないTVキャプチャー環境 第4回

[特集]深夜アニメをフルコンプ!

手段を問わないTVキャプチャー環境【ワンセグチューナー編】

2008年05月15日 23時02分更新

文● 伊藤 裕也

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軽快簡単なインターフェースが魅力だ!

 ワンセグは観たい時にすぐ観られるお手軽さが特徴。操作に手間取って番組を見逃がしてしまっては本末転倒だ。ここではワンセグチューナーの顔ともいえる付属ソフトウェアのユーザーインターフェイスに注目しよう。
 これらは一般に、スクリーンと再生コントロールを中心にチャンネル一覧などの各種情報を組み合わせた構成となっている。それぞれのインターフェースは、一見しただけではどれも同じように思われるかもしれないが、大別するとチャンネル一覧であればチャンネル名のみを表示するモデルと、放送中の番組名を合わせて(あるいは状況に応じて)表示できるモデルのふたつがある。デジタルテレビ放送でのチャンネル変更は4秒前後の待ち時間を要することから、選択したい番組に直接ジャンプできる状態が望ましいだけに、先のようなケースでは後者が大変便利だ。
 このようにウィンドウ上にどの程度まで情報が盛り込まれるかによって視聴のしやすさが大きく変わる。各モデルのユーザーインターフェイスを画面でじっくりと見比べてみよう。

バッファロー

「PCastTV for ワンセグ」のメインウィンドウ

「PCastTV for ワンセグ」のメインウィンドウ。チャンネル変更や音量の調整は画面下部の再生コントロールで操作できるほか、マウスのホイール操作によっても実行可能だ

サブウィンドウとデータ放送ウィンドウ

こちらはサブウィンドウとデータ放送ウィンドウ。画面のサブウィンドウはチャンネル一覧で、チャンネル名と同時にその時間帯に放送中の番組も表示する

アイ・オー・データ機器

シンプルモード

チャンネル変更と録画の開始・停止に必要なボタンを表示する「シンプルモード」。チャンネルボタンでは、マウスカーソルを乗せると放送中の番組名を表示できる

アドバンスモード

チャンネル名の一覧に選択したチャンネルの番組表の表示に対応する「アドバンスモード」

コレガ

「Station Mobile」のユーザーインターフェイス

Windows用のソフトウェア「Station Mobile」のユーザーインターフェイス。操作ウィンドウにスクリーン、データ放送ウィンドウとそれぞれわかれた構成。スクリーンとデータ放送はひとつのウィンドウにまとめることも可能だ

ミニコントローラーモード

チャンネル表示や再生コントロールの一部を非表示にしたミニコントローラーモード。ながら見に便利

ロジテック

「らくデジビュー」のメインウィンドウ

視聴・録画をサポートするソフト「らくデジビュー」のメインウィンドウ。データ放送やチャンネル表示は左右のタブを操作することでアクセスできる

チャンネル情報ウィンドウを表示したところ

チャンネル情報ウィンドウを表示したところ。このサブウィンドウでは選択したチャンネルのEPGや録画した番組の一覧を表示可能だ

 なお、視聴機能についてはワンセグを楽しむうえで欠かせない字幕とデータ放送をすべてのモデルがサポートしている。特にデータ放送ではページの項目をクリックするだけでその操作が可能で、これはPCならではの大きな魅力のひとつといえる。
 放送中の番組をビデオのように巻き戻したり一時停止できるタイムシフトをはじめ、メモをとりたいときに嬉しい静止画撮影機能などその他の視聴機能は以下の表にまとめたので、是非ともそちらをご確認いただきたい。

DH-KONE/U2V GV-SC300 3SGTRM LDT-1S30X4U
30fps化 × × ×
タイムシフト
静止画記録 × ×

 アイ・オー・データ機器の「GV-SC300」は通常フレームレート15fpsのワンセグ映像を30fpsにフレーム補完する「なめらかモーション」を搭載することで高画質化を図っているのが特徴。なお、コレガの「3SGTRM」のタイムシフトは、機能そのものはないのだが番組を一旦録画することにより同等の操作を実現できるため表記を△にしている。

(次ページへ続く)

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