米ヒューレット・パッカードが、ペタバイトクラスにまで拡張できるNASシステムを発表しました。それが、「HP StorageWorks 9100 Extreme Data Storage System(ExDS9100)」です。HPによると、「数ペタバイトレベルまで拡張できる、単一の管理インタフェースを備えたNASは初」だそうです。
ExDS9100は、ブレードサーバ、ストレージ、管理ソフトを組み合わせたもので、パフォーマンスと容量を別々にプロビジョニング可能。基本構成では、ブレード4枚、246TBの容量ですが、これを1ラックあたり最大16枚、820TBまで拡張できます。さらに、ラックを追加することでペタバイトクラスに対応。データ転送速度はブレード1枚あたり最大200MB/秒、16枚のブレードを装着すると3.2GB/秒となります。
このExDS9100、メインターゲットは「Web2.0およびデジタルメディア業者」。オンライン写真共有サービスにおける季節変動、ビデオストリーミングの増加といったニーズに応えられるとのこと。
米国では2008年の第4四半期の発売予定。日本HPによると、「日本国内での発売も検討中」とのことです。