ケータイとしては最高クラスの美しさ
メインカメラは約511万画素と高画質で、これまでの一般的な携帯電話とは比較にならないほど美しい画像を撮影できる。百聞は一見にしかずだ。実際に撮影した画像を見れば、その実力をお分かりいただけるだろう。なお、ケータイ側の設定は、最高画質に変更した以外、初期状態のままで撮影した。
有効約207万画素カメラ搭載の「W51H」(2007年2月発売)で撮った画像(左)と比較したところ、W61Sで撮った画像の方が全体に美しい。W61Sは単に画素数が高いだけではなく、発色が鮮やかで、新緑や抜けるような空の青が見事に表現されている。シャープネスも強めで、木々の葉や物陰の輪郭もクッキリとする。よほど拡大しない限りブロックノイズは目立たない。ブログなどにアップロードして、パソコンのディスプレー上で楽しむ程度なら十分すぎるほどの画質だ。
W61Sで石像を撮ってみたところ、影の部分の階調もなめらかなので、立体感や奥行き感が出るのはもちろん、素材の質感まで伝わってくる。ただし、全体的な傾向として緑や赤など色の濃い部分は、派手な色味になるようだ。
ほかにもいくつか作例をあげておく。周辺部の歪み具合や光量落ちのチェック、また建物の細かな模様がきちんと表現されているかなどに注意してほしい。
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