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ケータイ機能一本釣り 第5回

本当に綺麗?サイバーショットケータイW61Sを試す

2008年05月23日 11時00分更新

文● ヤシマノブユキ 

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レスポンスの遅さが残念


 「満足画質」のW61Sだが、使い勝手は今ひとつだ。特に画像の保存が遅い。最高画質(画像サイズは最大の2592×1944ドット、画質はファインモード、外部メモリーに保存、その他は初期設定のまま)で試してみたところ、1枚保存するのに約7.5秒もかかった。画像サイズを下げるなどしても(画像サイズは最小の640×480ドット、標準画質、本体メモリーに保存)約5.5秒はかかる。

 ただし、撮影した画像を外部メモリーに保存する場合は、初期設定でオンになっている「ミニフォト」機能をオフに変更することで画像の保存時間を約2秒ほど短縮できる。ミニフォトとは、撮影した画像を外部メモリーに保存する際、640×480ドットの予備画像を本体「ミニフォトフォルダ」に自動的に複製する機能だ。外部メモリーを抜き取っても本体だけで画像を閲覧できるが、いわば「お節介機能」なので、不要ならオフにしても差し支えはない。

メニュー画面

ズームやマクロモードの切り替えなど、ほとんどの操作が前面キーとダイヤルキーで行なえる。ただし、設定をいじるたびにかなり待たされるのは残念。

 また、全体に動作がもっさりしているのも気になった。カメラの起動時間は約3秒とまずまずだが、設定メニューを開くたびに2秒前後待たされるのは、使っていてかなりのストレスになる。



画質重視な人にオススメ


 携帯電話のカメラとしてはじゅうぶん高画質なW61Sだが、操作性はイマイチ、というのが率直な感想だ。とはいえ、初期設定のままでほとんど何も考えずにこれほどキレイな画像が撮れるのだから、コンパクトデジカメのピンチヒッターとしては十二分に役立つだろう。どうせ撮るならとにかく美しく! という画質重視派にオススメだ。

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