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pavilion s3440jp/CT, Aspire 6920

パソコンにBD付けてないの? もったいない

2008年05月13日 19時10分更新

文● 小林 久/トレンド編集部

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「うちもそろそろBDかな」と思った


 パソコンにBD再生機能は必要なのだろうか。BDのような板モノメディアに将来があるのかという議論もある。とはいえ、今あるメディアで、ハイビジョンの美しさを堪能できるものとなると、最右翼だろう。

PS3

プレイステーション 3。安価なBD視聴環境を手に入れたい人の有力な選択肢だが、別筐体になるとそれなりにスペースを取るし、DLNAクライアントとして使用する場合にも配線など以外に面倒だったりする

 BDの視聴環境として、手放しでパソコンがいいとは言わないが、すでにある色々な形式のファイルを一元管理できて、HDDもドカドカ追加できるパソコンには、それなりのメリットがある。すでにオンライン配信も有力な映像ソースのひとつになっている。その延長線上でお試し的にBDを楽しんでみるという選択はありだろう。

 自宅の外付けHDDには、iTunesで管理している音楽データが100GBぐらい、テレビを録画したデータが7~800GBぐらいある(いまやこのぐらい普通だろう)。こうした多彩なソースに対応したパソコンをAVシステムの一部に組み込むと(例えば大画面のテレビに接続するだけでも)新しい世界が見えてくる。

 ただ、しばらく前に購入したマシン(筆者の場合、メイン機は2年ほど前に購入したThinkPad X42だったりするが)をAVシステムと連携させるのは意外に面倒だったりする。

 例えば、過去に外付けのUSBオーディオデバイスや、AirMac Expressのような無線を利用したオーディオインターフェース、あるいはDLNA対応のNASなども検討してみたが、配線やら設定やらが結構煩雑でしっくりくるものがなかった。そもそもマルチチャンネルの音声を扱えるものが少ない。

 というわけで、いま自宅のパソコンを買うなら、HDMIの端子が搭載されているかどうかを一番重視する。1年ほど前から、4.1chのサラウンド環境とプロジェクターを導入しているが、HDMI端子付きのパソコンを買えば、ケーブル1本でAVアンプとつながるし、問題も一気に解決だ。AVシステムにパソコンを組み込む延長線上として安価になってきたBD搭載機を選ぶという選択肢もあるのではないか。

 日本HP、日本エイサーともに、世界市場をターゲットに開発した製品のため、地上デジタルチューナーの搭載など、日本特有の環境には弱い部分がある。とはいえ、シンプルで必要最小限の機能を提供し、そのぶんリーゾナルブルな価格を実現している点は共通しているし、好感が持てる部分だ。


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