これからが楽しみな対応機能
最後に、今後に期待のかかる機能を見ておこう。
期待値からすれば、デジタル放送の録画に関するルール「ダビング10」と、コンテンツ保護技術「DTCP-IP(Ver.1.2)」への対応が最も大きいところだ。
ダビング10はHDDに録画した番組をDVDやメモリーカードなどに「コピー9回+ムーブ1回」できるというルールだ。現在は1回のムーブだけが可能だが、ダビング10に対応すればさらに9回のコピーができるようになる。
DTCP-IPは、主に家庭内のネットワークに使われるコンテンツ保護技術。これに対応すれば、同技術対応のネットワークHDD(NAS)に録画した番組をダビングすることで、家庭内の他のパソコンでも同じハイビジョン映像が見られるようになる。
今年の後半に対応を表明しているメーカーもあり、各社の動きに目が離せない。今年は“地デジ対応TVキャプチャーカード元年”とも言うべき楽しみな年になってきた。