「売上」や「在庫」といった企業の経営にまつわるあらゆるデータをさまざまな切り口で分析し、グラフ・図表・チャートなどの形で表示する「経営コックピット」。実際にどのようなコックピットがあるのか。特集第1回は、ウイングアーク テクノロジーズの「Dr.Sum EA Visualizer」を使ったコックピットを見せていただきました。
クリック・クリックでドリルダウン
机の上のノートパソコンに表示された、ある自動車販売会社のコックピット。予算達成率を示すタコメーターや月別の売上に示す棒グラフが並んでいます。棒グラフにマウスカーソルをあわせると、金額の数値がポップアップ。次にクリックしてみると、グラフは、その月の地域別の売上げを表すものに変わります。どの地域の売上げが多いか、あるいは少ないかが一目瞭然です。
さらにその地域のどれかをクリックしてみましょう。すると今度は、店舗別の売上げが示されます。ある店舗の棒グラフをクリックすると、次は車種別の売上げを示すグラフが現れる、といった具合に、「全体から部分へ」「売上げの概観から詳細なデータへ」と、一歩一歩、掘り下げた結果を見せてくれます。
それだけではありません。地図上に各店舗を示す印を表示して、予算達成率に応じて色分けすることもできます。さらに、店舗ごとの売上実績だけでなく、「売れ筋の商品」「そうでない商品」「ある店舗では売れているのに、別の店舗では売れていない商品」――といった情報も、1つのコックピット画面から、おのずと浮かび上がってくるのです。