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手段を問わないTVキャプチャー環境 第3回

[特集]深夜アニメをフルコンプ!

手段を問わないTVキャプチャー環境【地デジPC編】

2008年05月14日 23時24分更新

文● 伊藤 裕也

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スリープ状態から番組を指定録画

 番組の録画予約機能は、すべてのモデルが日時指定による予約に加えてEPGを利用する方式をサポート。EPGから録画したい番組を指定するだけの簡単な操作で予約できるようになっている。
 番組の録画機能では、まずスリープ状態などPCを待機させた状態からの録画予約、さらにバックグラウンドで録画処理を実行できる「サイレント録画」の対応について対応・非対応の状況を押さえておきたい。というのもスリープ状態からの録画に対応しないモデルでは予約が入っている限りPCの電源を入れておく必要があり、サイレント録画に非対応のケースでは録画予約した時間にPCから突然映像と音が出てしまうからだ。

 今回取り上げたモデルではそのすべてがPCを待機させた状態からの録画に対応するが、マウスコンピューターは「MonsterTV HD」からスタンバイを指定した状況でのみ機能し、スリープからの復帰には対応しない。この点は十分に気をつけたいところだ。

NEC

録画予約の確認画面

録画予約の確認画面。EPGから希望する番組を選択するとこの表示となる。時間や録画モードの指定はここから可能だ

東芝

番組ナビから予約したい番組を選択した画面

番組ナビから予約したい番組を選択した画面。時間や繰り返しといった録画設定に素早くアクセスできるようになっている

富士通

EPGからの録画予約確認画面

EPGからの録画予約ではこのような確認画面となる。録画設定の詳細な調整が必要な場合には予約一覧から編集することになる

ソニー

予約録画が完了すると赤い丸が表示される

EPGからの録画予約は、録画したい番組に合わせて赤いボタンを押すと表示されるメニューから「録画」を選択するだけの簡単操作だ

マウスコンピューター

右クリックを押したら録画可能

「MonsterTV HD」におけるEPGからの録画予約は、希望する番組を右クリックすることで指定できる。録画したい番組の放送日時を把握している場合にはEPGを使うよりも直接日時で指定するほうが早いだろう

予約設定画面

EPGを右クリックして表示される確認画面はこちら。繰り返し録画の指定や電源管理を指定できるようになっている

 なお、モデルによってはデータ情報の破棄や映像のトランスコード処理などによってデータサイズを約1/2に抑える「長時間録画モード」や富士通の「Qosmio F40/86FBL」のようにダブルチューナー構成によって「2番組の同時録画」に対応できるモデルもある。特にチューナー構成については、シングルチューナーでは番組録画中にほかの番組を視聴することはできない点に要注意だ。部屋にいない時間や就寝中に放送される番組を録画する目的ならシングルでも十分だが、見たい番組が重なりがちなので、一方の番組を録画したいという場合にはダブルチューナー構成のモデルを選択したい。

(次ページへ続く)

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