BDレコーダーと並んで主流の地デジ搭載PC
第2回目ではPCで利用するアナログチューナーを紹介したが、やはりPCでデジタル放送を視聴したい! というユーザーも多いと思う。そこで第3回目では、デジタルチューナーをあらかじめ搭載したPCの紹介しよう。PCによっては録画した番組をBDディスクにムーブ可能なパソコンもあり、利用目的による機種の見極めは重要なポイントだ。
欲しい機能の見極めが重要
地デジ搭載PCを選択する場合には「要求する録画・再生機能を有しているか?」といった点に注意したい。なぜなら番組の視聴・録画機能はPCによって大きく異なるからだ。
そこで今回は実売20万円前後までと比較的購入しやすい価格帯のPCから特徴のあるノート2機種・デスクトップ3機種を編集部でチョイスした。選択の判断となりそうなポイントを比較しつつ以下で紹介していこう。
録画した番組をムーブできるBDドライブを搭載
「LaVie C LC950/LG」
地デジ・アナログテレビ放送対応のテレビチューナにBDドライブを搭載するハイスペックノート。録画した番組のBDに対するムーブをサポートしており、ハイビジョン(HV)番組を録画時の画質のまま出力可能だ。
2番組同時録画・裏番組録画に対応するダブルチューナモデル
「Qosmio F40/86FBL」
充実したAV環境が魅力のハイスペックAVノート「Qosmio」の上位モデル。地デジ対応のテレビチューナーをダブルで搭載し、ある番組を録画しながら別の番組を視聴できる裏番組録画や2番組までの同時録画に対応する。
地デジにBS・CSデジタルと3波の受信に対応
「FMV-DESKPOWER LX55Y/D」
パーソナル・ホームユーザーを強く意識したオールインワンPC「LX」シリーズの19インチワイド・デジタルテレビ放送3波対応モデル。地デジはもちろんBSデジタル・CSデジタルの視聴や録画にも対応している。
オールインワンPCの地デジ対応モデル
「VAIO type L VGC-LM51DB」
スリムなデザインでソニーがボードPCと呼ぶオールインワンPC「type L」の19インチワイドモデル。今回取り上げたのは店頭仕様の下位モデルだが、VAIOオーナーメードモデルであれば地デジ+BDの組み合わせも可能だ。
拡張性の高さが魅力のミドルタワーPC
「LM-i441S-PL22W1-DTV」
ミドルタワーPC「LUV MACHINES」にエスケイネットのテレビチューナーユニット「MonsterTV HDU」、22インチワイド液晶を組み合わせたセット。HDD増設のサポートなど拡張性に優れるが、テレビ機能はやや貧弱でPCの駆動音もほかの主要PCメーカーのモデルと比較すると大きめ。
ちなみに液晶ディスプレーのサイズやHDDといったテレビの視聴・録画に深く関係するスペック、さらに番組の録画機能については横並びで比較できる表も用意しているので、まずはそれぞれのモデルの違いを見比べていただきたい。
NEC | 東芝 | 富士通 | ソニー | マウス コンピューター |
|
---|---|---|---|---|---|
ディスプレー サイズ |
15.4インチ ワイド |
15.4インチ ワイド |
19インチ ワイド |
19インチ ワイド |
22インチ ワイド |
ディスプレー 解像度 |
1440×900 | 1280×800 | 1440×900 | 1440×900 | 1680×1050 |
HDD | 250GB | 200GB | 320GB | 500GB | 500GB |
TVチューナー | 地デジ・ アナログ |
地デジ×2 | 地デジ・ BSデジ |
地デジ | 地デジ |
出力機能 | BD・DVD | DVD | DVD | DVD | × |
では次ページからは番組視聴の要となる、テレビ視聴・録画ソフトを紹介していこう。
(次ページへ続く)
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