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ビデオ編集PC「type R master」など、VAIOデスクトップ2008年夏モデル発表

2008年05月07日 15時00分更新

文● 小西利明/トレンド編集部

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 ソニー(株)は7日、VAIOブランドのデスクトップパソコン「type R master」と、液晶ディスプレー一体型パソコン「VAIO type L」の2008年夏モデルを発表した。プレインストールOSが、いずれも「Windows Vista with Service Pack 1」に変更されている。店頭販売モデルの価格は全機種オープンプライス。


Penryn世代にパワーアップ type R master

VGC-RM75UDL4

type R master「VGC-RM75UDL4」

 ビデオ編集用途を重視するデスクトップパソコン“type R Master”シリーズは、CPUに45nmプロセス世代(Penryn)のクアッドコアCPU「Core 2 Quad」を採用するなど、基本性能の強化が図られた。店頭販売モデルの場合、上位機種「VGC-RM75UDL4」にはCore 2 Quad Q9450(2.66GHz)を、下位機種「VGC-RM55DL9、RM55D」にはCore 2 Quad Q9300(2.50GHz)を搭載している。

 マザーボードを収納した「メインユニット」と、光学ドライブや端子類などを収納した「アクセスユニット」の2種類からなるセパレート構造は従来どおり継承されている。また、地上/BS/110度CSデジタル放送チューナー1基と、地上アナログ放送チューナー2基を内蔵する。

 発売日は17日の予定。主な仕様と予想実売価格は以下のとおり。

VGC-RM75UDL4
CPU:Core 2 Quad Q9450(2.66GHz)|メモリー:DDR2-800 3GB|グラフィックス:GeForce 8600 GTS
ディスプレー:24インチワイド 1920×1200ドット付属|HDD:1TB(500GB×2)|光学ドライブ :記録型BDドライブ|TV機能:地上/BS/110度CSデジタル放送×1、地上アナログ放送×2|無線通信機能:Bluetooth 2.0+EDR
サイズ:幅430×奥行き441×高さ140mm(メインユニット)| 重量:約15kg|OS:Windows Vista Ultimate SP1
予想実売価格:約56万円前後
VGC-RM55DL9、RM55D
CPU:Core 2 Quad Q9300(2.50GHz)|メモリー:DDR2-800 2GB|グラフィックス:GeForce 8500 GT
ディスプレー:19インチワイド 1440×900ドット付属(RM55DL9)、RM55Dには付属せず|HDD:640GB(320GB×2) OS:Windows Vista Home Premium SP1|それ以外の主な仕様はRM75と同等
予想実売価格:約40万円前後(RM55DL9)、約34万円前後(RM55D)

 直販サイト「ソニースタイル」等で販売されるC.T.O.モデル(以下VOMモデル)「VGC-RM95」シリーズでは、最大で6TB(1TB×6)のHDDが内蔵可能なほか、CPUに最高でCore 2 Extreme QX9650(3.00GHz)を選択できる。一方で、ソフトウェア面ではOSにWindows Vista Home Premium SP1を、付属のビデオ編集ソフトにAdobe Premiere Elements 4を選択できるなど、安価な選択も可能となっている。


メモリー増量などの強化 VAIO type L

VGC-LJ52B/N

15.4インチディスプレーモデルの新色VAIO type L「VGC-LJ52B/N」

 液晶ディスプレー一体型パソコンの「VAIO type L」シリーズは、15.4インチ、19インチ、22インチの3種類のディスプレーバリエーションがラインアップされている。新製品は基本的に、標準メモリーの2GB化などハードウェア仕様の若干の強化と、プレインストールするWindows VistaがSP1に変更されたマイナーチェンジが行なわれたモデルとなっている。店頭販売モデルの主な特徴は以下のとおり。

LJシリーズ
15.4インチワイド(1280×800ドット)ディスプレーモデル。全機種CPUがCeleron 540(1.86GHz)からCeleron 550(2GHz)へと若干強化。4機種がラインアップされ、地上デジタル放送チューナー内蔵モデルは1機種。4色のカラーバリエーションがあり、新色として「プレシャスゴールド」が加わった。従来の「ブレイジングレッド」はVOMモデルに移行。
LMシリーズ
19インチワイド(1440×900ドット)ディスプレーモデル。上位機種のCPUがCore 2 Duo T8100(2.10GHz)に強化。3機種がラインアップされており、地上デジタル放送チューナー内蔵モデルは2機種。
LTシリーズ
22インチワイド(1680×1050ドット)ディスプレーモデル。CPUのCore 2 Duoプロセッサーが若干高速化された。2機種がラインアップされ、2機種とも地上デジタル/地上アナログ放送チューナーを内蔵する。
VGC-LM72DB

19インチワイドディスプレーモデル「VGC-LM72DB」

VGC-LT82DB

22インチワイドディスプレーモデル「VGC-LT82DB」

 主な仕様は以下のとおり。発売日は17日の予定。

VGC-LJ52DB/B、LJ52B/N、B/P、B/W
CPU:Celeron 550(2GHz)|メモリー:DDR2-533 2GB|グラフィックス:Intel GL960 Expressチップセット内蔵
ディスプレー:15.4インチワイド 1280×800ドット|HDD:200GB(LJ52DB/B)、160GB(LJ52B)|光学ドライブ :DVDスーパーマルチドライブ|TV機能:地上デジタル放送×1(LJ52DB/N)、LJ52Bは搭載せず|無線通信機能:IEEE 802.11b/g
サイズ:幅486×奥行き135×高さ313mm(本体最小傾斜時 以下同)| 重量:約5.3kg|バッテリー駆動時間:約2時間|OS:Windows Vista Home Premium SP1|Office Personal 2007付属
予想実売価格:約18万円前後(LJ52DB/B)、約16万円前後(LJ52B)

VGC-LM72DB、LM72B
CPU:Core 2 Duo T8100(2.10GHz)|メモリー:DDR2-667 2GB|グラフィックス:Intel GM965 Expressチップセット内蔵
ディスプレー:19インチワイド 1440×900ドット|HDD:500GB(LM72DB)、320GB(LM72B)|光学ドライブ :DVDスーパーマルチドライブ|TV機能:地上デジタル放送×1(LM72DB)、LM72Bは搭載せず|無線通信機能:IEEE 802.11b/g
サイズ:幅574×奥行き169×高さ376mm| 重量:約8.3kg|OS:Windows Vista Home Premium SP1|Office Personal 2007付属
予想実売価格:約25万円前後(LM72DB)、約22万円前後(LM72B)
VGC-LM52DB
CPU:Celeron 550(2GHz)|メモリー:DDR2-533 2GB|グラフィックス:Intel GL960 Expressチップセット内蔵|それ以外の主な仕様はLM72DBと同等
予想実売価格:約21万円前後

VGC-LT82DB
CPU:Core 2 Duo T8300(2.40GHz)|メモリー:DDR2-667 2GB|グラフィックス:GeForce 8400M GT
ディスプレー:22インチワイド 1680×1050ドット|HDD:500GB|光学ドライブ :記録型BDドライブ|TV機能:地上デジタル放送×1、地上アナログ放送×1|無線通信機能:IEEE 802.11a/b/g/n
サイズ:幅643×奥行き298×高さ368mm| 重量:約9.7kg|OS:Windows Vista Home Premium SP1|Office Personal 2007付属
予想実売価格:約31万円前後
VGC-LT72DB
CPU:Core 2 Duo T8100(2.10GHz)|グラフィックス:Intel GM965 Expressチップセット内蔵|光学ドライブ :DVDスーパーマルチドライブ|それ以外の主な仕様はLT82DBと同等
予想実売価格:約26万円前後

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