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HDD・SSDの両モデルをベンチマーク

やっぱりSSDは速かった! Let'snote R7 プレミアムエディション

2008年05月19日 10時00分更新

文● 編集部

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高速SSD、大容量HDDのどっちを選ぶ!?


レッツノートR7 プレミアムエディション

「レッツノートR7 プレミアムエディション」。価格は32GBのSSDモデルが29万4800円から、320GBのHDDモデルが25万7750円からとなっている

 軽くて持ち運びやすく、かつ出先でも長時間動作するようなノートPCが欲しい──。そんな目的でパソコンを選ぶ際、選択肢のひとつに入るであろう製品が、松下電器産業の「レッツノート」シリーズだ。

 そのレッツノートの限定版が、「レッツノート プレミアムエディション」になる。その名のとおりプレミアムな要素が満載なモデルで、パナソニックの直販サイト「マイレッツ倶楽部」のみで販売している。

 最新のラインアップは、1kgを切る940gという最軽量級のボディーが特徴の「R7」と、1255gの軽さをキープしながらスーパーマルチドライブも内蔵する「W7」の2つ。さらにR7では、新たに記憶装置をHDDとフラッシュメモリードライブ(SSD)から選べるようになった。今回は、このR7のSSDモデルに注目して、その実力を確かめてみた。



速さはSSDが圧倒的!


 SSDは一般的に、HDDに比べてディスク容量は少ないが、データの読み書きの速度や消費電力などの点では有利と言われている。結論から言えば、今回のベンチマークテストでは、HDDモデルよりSSDモデルのほうが圧倒的に高速という結果だった。

ファイル・フォルダーコピー

1GBのファイル、または合計1GB分のファイルを含むフォルダーを複製するのにかかった時間を計測。3度計ってとった平均値をグラフ化した。HDD/SSDモデルともに、計測環境は、標準状態にWindowsアップデートを適用した状態に統一してある

「Crystal Disk Benchmark 2.2」にてベンチマークを実行した結果。左がSSDモデル、右がHDDモデルの結果で、スコアが大きいほど高速だ

Windows Vistaの機能を使い、「パフォーマンス評価」を実行したスコア。左がSSDモデル、右がHDDモデルで、囲み部分がディスク性能の結果だ

 例えば、フォルダーの複製では3分の2の時間、ファイルの複製では何と半分以下といったように、SSDモデルがHDDモデルに大差を付けていることが分かる。ディスクの読み書きが速ければ、パソコンやソフトの起動も高速化される。パソコンの操作がより快適になるだけでなく、例えば、出先で客先の電話番号を急いで調べたいといったシーンでも、待ち時間が少なくなるだろう。

 さらに、バッテリー駆動時間でもSSDのほうが上回っているということも見逃せない。メーカー公称値では、HDDモデルより1時間長い8時間という連続駆動時間を実現している。

 ディスク容量を見ると、SSDモデルが32GBがHDDモデルが320GBで10倍の差となっているが、ビジネス用途がメインでワードやエクセルの書類を扱う程度なら、ディスク容量もそこまで必要ないはず。速さとバッテリー駆動時間をとるなら、SSDモデルがお勧めだ。

初出時、Windows Vista非対応の「HDBENCH 3.40beta6」でベンチマークを行なっておりました。該当部分を削除し、訂正したベンチマークを掲載させていただきます(2008年9月28日)

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