問題は多いが未来が見える水素エンジン
試乗途中に、水素からガソリンに燃料を切り替えたのですが、正直なところ、こちらの方が気持ちよく走れることは確かです。しかし、車重が1460kgもあるRX-8に110psのエンジンなので仕方ないところもあります。今後は搭載車両やエンジンの出力アップなど、現在開発している技術で何とかカバーできる方法を提案してくれるはずです。
今回は約20kmの試乗でしたが、水素燃料は1/3ほど消費していました。水素が満タンで100kmという走行継続距離も、これから克服しなくてはいけない問題のひとつではあります。まだまだ試験段階で実用化には壁がありますが、実際に試乗してみて、そう遠くない未来には水素自動車が街中を走る可能性を十二分に感じさせられました。
車載ビデオ語り手:中野清氏(マツダ(株) 技術研究所 シニアテクニカルスペシャリスト)
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