このページの本文へ

激化する次世代燃料ウォーズを制するのは!? 第2回

水素とロータリーエンジンの基礎知識

2008年04月28日 00時00分更新

文● 真鍋裕行

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 一般的に言われる水素とはどのようなものかを説明すると、無色無臭で、気体のなかで最も軽い物質。また、燃えやすいことが特徴です。通常は、水素の単体である水素分子(水素ガス)のことを指すことが多いようです。

オルト

観音開きドアや新世代ロータリーエンジンRENESISの搭載など、エポックメイキングというべき技術がふんだんに採用されたRX-8。4人乗りスポーティーカーとして確固たる地位を築いている。水素エンジンはこのRX-8に搭載されることになる

 その水素を燃料として走行するクルマを開発しているのが、世界で唯一ロータリーエンジンを販売し続けている日本の自動車メーカー「マツダ」です。現在、スポーツカーの「RX-8」とミニバンの「プレマシー」の2台に水素を利用したエンジンが搭載され、今年の洞爺湖サミットでも活躍する予定となっています。

現在マツダが開発している水素ロータリーエンジンは、RX-8とプレマシーの2台に搭載されている。RX-8は水素とガソリンの「デュアルフューエルシステム」。プレマシーは、デュアルフューエルシステムに加え、ハイブリッドシステムを採用している

 これから5週に渡ってお届けする特集「水素ロータリーエンジンは究極のエコになれるのか!?」では、水素ロータリーエンジンとマツダの環境への取り組みを中心に紹介していきます。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン