最小のマザーで最小のマシンを狙え!
ARTiGO
作業時間:16分
本当に小さいものが好きなら、Mini-ITXやNano-ITXよりもさらに小さなフォームファクタ「Pico-ITX」にチャレンジしてみてはどうだろう? マザーの基板サイズはわずか10cm×7.2cmと、手のひらにすっぽり隠れてしまう大きさ。これだけのサイズにCPUからチップセットまで、ほとんどの機能が詰まっているのは驚きという他はない。アキバではゲーム機に入れた作例が時おり陳列されているが、フツーの人なら順当にPico-ITXケースに入れて極小マシンの構築を目指そう。
そこでまずは「ARTiGO」を紹介してみたい。一見してUSBハブか、はたまたLANのハブと見間違えてしまうほどの大きさだが、これでも立派なPCケースなのだ。ちなみに、「ARTiGO」はケース単体ではなく、Pico-ITXマザー「EPIA PX10000」がセットになっているので、ベアボーンに近い製品といえるだろう。
PC in PCで遊ぶ
ケースの設計はシンプルで、組み込みに悩むところはほとんどない。CPUファンの音がわずかな音を立てる以外は静かなものだ。このケースを単に小型ケースとしてではなく、普通の5インチベイに入るオプションとして見てみるのも面白い。電源やLANだけ接続し、完全にヘッドレス(ディスプレイを接続しない)ミニサーバーのようにして使うのだ。ハードの制約が非常に大きいため過大な期待は禁物だが、5インチベイに入る小ささを活かした使い方を考えるのもまた楽しいものだ。
(次ページへ続く)
この連載の記事
-
第4回
PCパーツ
長~く使える極上のPCケース【アンテック編】 -
第3回
PCパーツ
長~く使える極上のPCケース【サーマルティク編】 -
第2回
PCパーツ
長~く使える極上のPCケース【クーラーマスター編】 -
第1回
PCパーツ
長~く使える極上のPCケース【アビー編】 -
第-1回
PCパーツ
長~く使える極上のPCケース - この連載の一覧へ