お手頃価格でサイドクリアパネルを採用
Bach Vx(VG4000BNS)
作業時間:25分
ここまでサーマルティク自慢のハイエンドケース2点をチェックしてきた。だが、ハイエンドパーツを集めた気合満点のPCを組みたい人ならまだしも、売れ筋のミドルレンジパーツを集めてサクッと組みたい人にはやや高額で、オーバースペックな製品かもしれない。もっと手軽に組めて、もっとコンパクトなケースが欲しい場合はどうすれば……その答えがこの「Bach Vx」だ。
「Bach Vx」は(前2製品に較べ)コンパクト、かつ値段も手ごろなのが最大の武器だ。以下で紹介する写真をよーくチェックするとわかるが、ケースのシャーシ部分の作りは、前々回紹介したアビーの「Balance B640」とほぼ同一のものだ。ただフロントパネルや側板の作り、ドライブベイの仕様は大きく異なっており、それがアビーとサーマルティクのデザインコンセプトを反映している。よってここでは「Balance B640」と比較した際のポイントになりそうな部分だけを軽く紹介していきたい。
床置き派にオススメ
ヘビーな作りの(実際重い)前出2製品に較べてしまうと、なんともアッサリとしすぎて食い足りない印象だけが残るが、決してダメという訳ではない。ただインパクトが相対的に薄くなってしまっただけだ。天板部分のアクセスポートなどは床面設置で使うと非常に便利だが、決定打になるほどのウリとはいえない。
側板に穴が設けられているため、高性能なビデオカードの冷却がやりやすいのがこの製品のいい所だといえる。また、側面が透明なので、パーツを目立たせたい人など、見た目にこだわりたいなら、この「Bach Vx」をチョイスするといいだろう。
この連載の記事
-
第5回
PCパーツ
長~く使える極上のPCケース【ユニティ編】 -
第4回
PCパーツ
長~く使える極上のPCケース【アンテック編】 -
第2回
PCパーツ
長~く使える極上のPCケース【クーラーマスター編】 -
第1回
PCパーツ
長~く使える極上のPCケース【アビー編】 -
第-1回
PCパーツ
長~く使える極上のPCケース - この連載の一覧へ