家でも外でも同じようにストリーミングを楽しむ
Toastにはさまざまなソフトが付属しており、試してみると実に面白いのが「Streamer」だ。ムービーファイルを登録すると、インターネット経由でムービーが閲覧できる。自分のマシンをストリーミングサーバーに変身させるソフトだ。
Streamer自体はToast 9とは別ソフトだが密接な連動関係にあり、Streamerにムービーを登録すると自動的にToast 9がムービーファイルのエンコードを行い、Streamerフォルダーに格納する。
また、Streamerはパスワードでプロテクトをかけるのが標準。そのため、不特定多数へムービーを公開するというより、ネット越しに自分のムービーを閲覧するための機能と考えたほうがいいだろう。
かなりビットレートを落とす設定なので高画質とは言えないが、自宅のマシンのムービーを外出先のノートマシンやiPod touchで見られるのは楽しい。
ストレージが不要で、開発元が用意するネット上のサーバーURLにアクセスするにもコストもかからないのが特徴だ。
【Conclusion】
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かゆいところに手が届く細かな設定に加え、MacでBlu-rayビデオのオーサリングと書き込み、さらにHD映像を収録した通常のDVDを作成できる。
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さほど高額ではないとはいえBDオーサリングには別売りのプラグインが必要。Toastのマニュアルは充実しているが、付属ソフトのマニュアルが貧弱。
(MacPeople 2008年6月号より転載)