松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」 第21回

いつでもどこでも、株ケータイ「920SH YK」

横長画面だからこそ見やすい

　株取引時には、920SHならではのサイクロイドの強みが発揮される。ディスプレーを横長に回転することで、縦に並ぶメニューや刻々と変化する市況の表示、そしてチャートなどを大きく表示させることが可能だ。

　また銘柄を登録しておくと、その銘柄の関連ニュースを検索したり、株取引に関するアドバイスのコンテンツを購読することができる。パソコンよりもシンプルにまとまった株取引環境を実現してくれるのだ。

銘柄に関連するニュースもすぐにチェックできる（ニュースの見出しは撮影当時のもの）

株ケータイ独自の投資情報サービス「株ケー倶楽部」の購読も可能。至れり尽くせりの対応だ

横長の画面を使って、株の銘柄の値動きも一目瞭然だ（市況は撮影当時のもの）

端末の機能は「AQUOSケータイ」の920SHと同じ。ワンセグ視聴やおサイフケータイ、3.2メガピクセルのカメラなど、ハイスペックなケータイの機能はそのまま使える

　実際にこの端末を使ってみて、ニュースの時間にワンセグで経済情報などを見たときに思ったのは、「いつでもマーケットの情報やニュースを見られると、もっと便利になるだろう」ということ。何らかの形でブルームバーグや日経などのマーケット情報を専門に扱っているチャンネルが見られると、さらに株ケータイらしさが出てくる。

　定年を迎えてこれまでできなかった旅行をしながら、株の運用で生活する人も増えてくるかもしれない。悠々自適かつ、しっかりと株を運用する、そんなライフスタイルにはもってこいの端末といってもいいだろう。ライフスタイルに合わせたケータイの多様化のひとつの好例が、この株ケータイなのだ。

筆者紹介──松村太郎

ジャーナル・コラムニスト、クリエイティブ・プランナー、DJ。慶應義塾大学SFC研究所上席所員（訪問）。ライフスタイルとパーソナルメディア（ウェブ/モバイル）の関係性について探求している。近著に「できるポケット+ iPhoto & iMovieで写真と動画を見る・遊ぶ・共有する本 iLife'08対応」（インプレスジャパン刊）。自身のブログはTAROSITE.NET。

＊次回は5月1日掲載予定

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