アニソン界を代表する新旧歌姫、坂本真綾さんと平野綾さんの2人の新曲CDが発売となった。両者のCDはそれぞれ、今期放送されているテレビアニメの主題歌となっている。
アニソン黄金時代を感じるマーヤの新曲
坂本真綾さんのニューシングル「トライアングラー」は、2003年4月に発売された11枚目のシングル「tune the rainbow」以来、5年ぶりに菅野よう子さんがプロデュースする作品。坂本真綾さんと菅野よう子さんのタッグは、アニソン黄金時代を迎えるに当たってのパイオニア的な存在として、アニソン界をリードしてきた。タイアップのアニメも、熱狂的なファンも多いマクロスシリーズの最新作「マクロスフロンティア」の主題歌ということで、強い後押しが期待できると新曲に期待を寄せるショップが多かった。
現在のアニメを牽引する声優あーや
対する、平野綾さんといえば、「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」などで、一躍スターダムに登りつめた新進気鋭の声優歌姫の1人。オリコンチャートでも発売したCDの多くはランクイン上位に入ること間違いなしというキラーアーティストだ。今回の「unnamed world」は自身が美甘千津子役として出演する「二十面相の娘」の主題歌となっている。平野は、「マクロスフロンティア」にもマクロス25ブリッジオペレーターのミーナ・ローシャンとして出演もしている。
さて、気になる売れ行きだが、入荷日の22日の段階で話の聞くことの出来たショップスタッフによると、すべてのショップで坂本真綾のトライアングラーが僅差ではあるものの売れているとのこと。
18時前後に話を聞いたショップでは「POSデータを見る限り、1枚差ですね」といった、まさに白熱した接戦の様子がわかるコメントも聞くことができた。
とはいえ、一部のショップでは「初速は同じ位ですが、マクロスというコンテンツとタイアップに加えて、菅野さんとのタッグが復活という、話題が盛りだくさんのマーヤの新曲のほうが伸びると思います」や「今回、平野さんは坂本さんに比べて組むアニメが恵まれなかったから、可愛そうですよ」と今後の売れ行きは坂本真綾優勢を感じさせるコメントも聞くことができた。
では、他のこの日に発売されたCDと比べた場合の売れ行きはといえば「ぶっちゃけ、比較になりません。2人のCDが10枚売れる間に、他の作品は1枚売れるか売れないか」や「圧倒的ですね。他のCDも売れていないわけではないのですが、あまりにも2人のCDが強すぎますよ」と好調な様子となっていた。
