シャリメーカーやのりまきメーカーまで
細かなニーズにも応えている。例えば寿司は、店でお酒を飲みながらつまむのか、ご飯として持ち帰えるのかによっても、シャリの大きさが異なるそうだ。だからすしメーカーでは、設定や型を変えることでグラム単位でシャリのサイズを調整できる。そのほか、品種や収穫年、炊き方によって異なる米質にも対応してきた。
「すしメーカーは、最近では国内より海外のほうが売り上げの伸びが大きいんです。例えば、粒が長いインディカ米でも寿司を握ることもありますが、そうしたシチュエーションにも対応しなければいけない」(小柳氏)
長年の研究で、着実にバージョンアップしてきたわけだ。ところで余計なお世話ですが、開発段階で試験用に作ったお寿司って、どうしています?
「もちろん味を確かめていますよ。社内の人々にも調査のために配っていますが、残業している人は『おいしかったよ』のひと言だけで済まされることもしばしばあります(笑)」(特機部技術者の方)
それはフィードバックになっていませんね(笑)。
今では、すしメーカーだけでなく、シャリメーカーや、のりまきメーカー、おにぎりメーカーまでも手掛けて、日本人の食卓を全方位(?)でサポートする同社。おいしい「ご飯もの」を安く食べれるように、これからもひとつよろしくお願いします!
のりまきメーカー