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絵作りも楽しめる15倍ズーム機――サイバーショット「DSC-H50」

2008年04月23日 15時00分更新

文● 行正和義

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ナイトショットが復活


 ボディー上部左側にナイトショット機能をON/OFFするスライドスイッチが設けられているのは、最近のサイバーショットとしては珍しい。ナイトショットは撮像素子の赤外線カットフィルターをいったん外し、内蔵するイルミネーターで赤外線を照射しつつ撮影することで真っ暗な状態でもモノクロ画像を撮影することができるものだが、「DSC-V3」を最後にサイバーショットでは搭載しておらず、ほぼ4年ぶりの採用となる。ただし、従来のナイトショットモデルのようにナイトフレーミング(赤外線でAFしたのちフラッシュ撮影)は搭載されていない。

サイバーショットシリーズでは久々となるナイトショット撮影。鼻をつままれても分からない暗闇でも目に見える補助光なしに撮影できるが、ざらついた感じのモノクロ(実際には各色のドットがある)画像となるほか、盗撮防止のためか明るい屋外では正常に動作しない。プログラムオート、1/20秒、F3.2(ISO感度はナイトショット時には設定不可・Exif情報なし)

 新機能としては、同時に発表された「DSC-W300」(関連記事)と同様にノイズリダクションの強度設定、カラーモードとして元の被写体に近い色合いとなる「リアル」を追加。撮影画像全体の発色を赤/緑/青/ウォーム(暖色系)/クール(寒色系)という5種類に変更する「カラーフィルター機能」なども搭載された。また、フォーカスプリセット時に単に設定した距離でMFするのではなく、設定した距離前後でAFするようになるなど、細かく機能アップしている。

 自動シーン認識「おまかせシーン認識」、インジケーター表示付き「スマイルシャッター」、大人/子供を区別する「顔検出」、ダイナミックレンジを拡張して明部や暗部の階調性を高める「Dレンジオプティマイザープラス」など、ここ1年で発表されたサイバーショットの新機能もひととおり搭載されている。

お詫びと訂正:掲載当初、「Dレンジオプティマイザープラス」の記述に誤りがありました。ここにお詫びすると共に訂正いたします。(2008年4月24日)


 充電池と充電器のほか、大柄なアダプターチューブと花柄フード、赤外線リモコンなどが付属する。赤外線リモコンはシャッターだけでなく、ズームやメニュー操作をはじめほとんどの操作を行なえる。とくにテレビに接続して家庭での画像再生を単体で行ないやすいようになっている。

セット一式

充電池と充電器、両吊りストラップ、赤外線リモコン、フードとアダプターなどが付属する。右にあるのはレンズキャップの紛失防止ストラップ

花形フード

付属の花形フードはアダプターを介して装着する。アダプターはH7と共用の74mm径と、ボディーに比べてやや大きめだが、それだけに花形フードは余裕をもって入射光を遮っているようだ

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