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長~く使える極上のPCケース 第2回

[特集]We Love Case! こだわるから楽しいんだ

長~く使える極上のPCケース【クーラーマスター編】

2008年04月23日 23時59分更新

文● 加藤 勝明

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CM 690(続き)

HDD

HDDはプラスチック製のマウンタに載せ、専用のピンで固定する。ピンにはゴム製のダンパーがかけられているが、このピンの留め方が今ひとつわかりにくかったのが残念

裏側

HDDに接続するケーブルは、このように本体右側面からケーブルを回す。手前に出せればすぐに交換できて便利なのだが、これはこれでケーブルが隠れるので、見た目を気にする人には効果的な設計だろう

電源

電源ユニットはこんな感じで設置する。床面に電源ユニット専用の吸気口が配置されており、温まったケース内の空気ではなく外の冷たい空気で直接電源ユニットを冷やす。また、シャドウベイの脇にある黒いパーツは、床面にファンを設置するためのホルダー。こちらはエアフィルターがかけてある

作業途中

電源ユニットが下に来るデザインのため、このケースも「COSMOS」と同じくATX12V/EPS12Vケーブルがビデオカードのスペースを横切ることになる。残念ながら「CM 690」には延長ケーブルが付属しないため、別途買い求めておくのが吉だ

ケーブル留め

フロントのLEDやUSB用のケーブルはケース内部のケーブルホルダーに実に美しくまとめてある。一見便利そうに見えるが、写真のように横向きにコネクターが設置してあるマザーの場合干渉してしまう。折角の配慮だが、泣く泣くケーブルホルダーをあきらめざるを得ないケースもあるだろう

完成

比較的安価なケースなのに、GeForce 8800GTXサイズの大判ビデオカードが難なく入るのは嬉しい。COSMOSは普通のATXマザーだと持て余し気味だったが、これなら大きすぎず小さすぎず、自作PC用としては理想的なサイズになっているといえるだろう

ミドルレンジクラスに最適

 側板の厚みなどに目をつぶれば、「Centurion 5」よりも格段に使い勝手のよいケースに仕上がったといえるだろう。熱くなりそうなところにファンを設置できるというのは、冷やしたくてたまらないユーザーにとっては非常に魅力的だ。ただ、「COSMOS」の徹底したこだわりを見てしまうと(サイズはさておき)、「CM 690」はちょっとモノ足らない気もするが、価格(実売1万3000円前後)を考えればそれは当然。むしろ価格の割に冷却にこだわっているのでコストパフォーマンスは相当良いといえる。気合いを入れたハイエンドPCパーツを収めるより、ミドルレンジクラスのパーツを集め、チューニングで遊び倒すような場合に光るケースだといえよう。

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【取材協力】

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