この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。
Windows XPでは、ヘルプのトップ画面に非常に多くの項目が並んでいたため、トップ画面から必要な項目を探して辿るより、検索した方が見つけやすかった。その点Windows Vistaのヘルプは、メニュー構成から説明文まで一新されており、分かりやすくなっている。
Windows Vistaの操作方法に関する説明は、「Windowsの基本操作」と「セキュリティとメンテナンス」に分類されている。さらに、新機能は別途それだけで、まとめて説明するコーナーを設けている。
そのほかにも、よくあるトラブル対処の方法を解説する「トラブルシューティング」や、マイクロソフトのウェブサイトにアクセスして最新のヘルプ情報を確認できる「Windows オンラインヘルプ」も用意している。「目次」表示に切り替えると、本の目次のように情報を探せるようになる。
また、Windows XPでは詳細な解説のために、別ウインドウやInternet Explorerが開くことが多かったが、Windows Vistaでは基本的に同じウインドウで説明しているので、いちいちウインドウを切り替える手間が省ける。細かい変更点としては、フォントサイズを5段階(従来は3段階)で調節できるようになっている。
やや残念なのが、ヘルプの「お気に入り」や「履歴」機能がなくなっていること。頻繁にヘルプを活用する人には重宝する機能だった。Windows Vistaのヘルプは簡単に目的の情報にたどり着けるので、不要という考えなのかもしれない。どうしてもブックマークしておきたいなら、「Windows オンラインヘルプ」の該当ページをお気に入りに登録しよう。
この連載の記事
-
最終回
PC
次世代Windows「Windows 7」は早ければ09年末に登場 -
第99回
PC
8GB以上のメモリーを認識できる64bit Vista -
第98回
PC
Vista Ultimateのみの特典プログラムが用意 -
第97回
PC
Vista SP1ではデスクトップ検索が自由に選べる -
第96回
PC
効果が薄かったReadyBoostが改善された -
第95回
PC
SP1ではIEEE 802.11nなど新ハード・技術をサポート -
第94回
PC
SP1でユーザーアカウント制御(UAC)が改良された -
第93回
PC
リモートデスクトップ接続が高速化された -
第92回
PC
Vista SP1でファイル/フォルダコピーが高速になった -
第91回
PC
暗号化ファイルもバックアップできるように -
第90回
PC
ドライブを指定できるようになったデフラグ - この連載の一覧へ