このページの本文へ

アンダー10万円対決!UMPC選び5つのポイント

2008年05月03日 13時00分更新

文● ヤシマノブユキ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

処理性能の高さ


機種名 Eee PC CloudBook SA5KX08AL M704 WILLCOM D4 Wibrain B1E
CPU Celeron M (900MHz) C7-M ULV(1.2GHz) Geode LX800(500MHz) C7-M ULV(1.2GHz) Atom Z520(1.33GHz) C7-M ULV(1.2GHz)

 この価格帯のUMPCは、それほど速いCPUは搭載しておらず、ある程度の割り切りが必要となる。ここでは、YouTubeとニコニコ動画の視聴が問題なくできるかどうかをひとつの基準として見ていこう。

 最も気になるのは、インテルの最新CPU「Atom」を搭載するWILLCOM D4の実力だが、残念ながら発売前の試作段階のため細かな検証ができなかった。

 CPU性能に関しては「Celeron M」搭載のEee PCが一歩リードしている。900MHzの動作クロックを630MHzに下げて駆動させているが、全体的な動作はサクサクとしており、YouTube、ニコニコ動画の視聴も問題ない。

PCMark05によるCPU性能比較
製品名 Eee PC CloudBook M704 Wibrain B1E
PCMark05
(数値が大きいほどいい)
950 723 750 731

 CloudBook、M704、Wibrain B1Eは、コストと処理性能、消費電力のバランスのいい「C7-M ULV」を搭載する。PCMark05によるベンチマーク結果はEee PCの7~8割程度だが、この手のUMPCとしては必要十分な性能を備えていると言えるだろう。YouTubeはほぼ問題なし。ニコニコ動画では、動画として破綻するほどではないが、コマ落ちが見られることが多かった。

 SA5KX08ALの「Geode LX800」は、もともと家電など組込み機器向けのもので、処理性能はほかの機種に比べてかなり劣る。メールや画像中心のウェブサイト閲覧、文章作成などの用途では不自由を感じないが、YouTubeやニコニコ動画ではコマ落ちが激しかった。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン