ファイルサイズ2分の1で録画
両製品の特徴は、エンコーダーチップにカナダのViXS System社製「XCode HD」を搭載している点。これにより、デジタルハイビジョン放送を圧縮せずにそのまま録画する「DP」モードの約2分の1のファイルサイズで録画できる「HP」モードを実現。500GBのHDDなら、DPモードで約65時間の録画時間が、HPモードでは138時間の記録が可能となる。
このほかに「SP」「LP」モードがあり、これらはDVDにムーブするためのSD画質となる。SPやLPモードへのトランスコードについてもXCode HDが行なうため、CPU負荷はほとんどかからない。DP、HPモードはSP、LPモードならアナログRGBへの出力も可能だ。
画質は、DPモードは1440×1080ドット(ビットレート17Mbps)、HPモードは720×1080ドット(8Mbps)、SPモードとLPモードは720×480ドット(SPは6Mbps、LPは4Mbps)で、動画形式はすべてMPEG-2となる。
DT-H50/PCIはDT-H30/U2の上位製品という位置づけで、Blu-ray Discへのムーブも行なえる。同社の外付けBlu-ray Discドライブ「BR-616U2」が4万2300円なので、DT-H50/PCIと合わせて6万4400円でPCをBDレコーダーにすることができるわけだ。