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GV-MVP/HS──待望の地デジ対応チューナーカードを使った

2008年04月19日 06時00分更新

文● 小林 久/トレンド編集部

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EPGのできはいい、キーボードが使える点も○


拡大したところ

最大に拡大するとこんな感じ

 番組表の一覧性も高い。基本的に縦軸に時間、横軸にチャンネルを並べた表示方法のみで、ひとつのチャンネルに絞って1週間分の番組を一覧するといった機能は搭載していない。しかし、サブチャンネルの表示/非表示なども自由に変更でき、大きさも縦横5段階にズームアップ/ダウン可能。


 番組名はジャンルごとに色分けされており、マウスオーバーするだけで番組説明の詳細が表示されているなど操作も直感的で、見やすいEPGと言える。

 パソコンならではと言えそうなのが、ショートカットキーを利用して一撃でチャンネルを切り替えたり、録画開始/停止の操作を行なえる点だ。基本的な使い勝手としてはアナログ版のmAgic TVと同様。ファンクションキーでチャンネル、数字(1~3)で画面サイズの変更、Rで録画開始、スペースで録画停止が行なえる。



キーワード検索が容易なのもメリットか


 もうひとつメリットと言えそうなのが、キーワード検索が容易な点だ。8日分の番組情報からキーワードやジャンルで絞り込んだ検索が行なう場合でも、「おまかせ録画機能」でも、キーボードでサクサクと文字を入力できる。

おまかせ録画

おまかせ録画。条件にあった番組を自動的に録画してくれる機能だ

 おまかせ録画機能では「フリーキーワード」「放送局」「ジャンル」などを設定しておくことで、それに合った番組が自動的に録画される。従来のmAgic TVでもサポートされていたが、今回から「除外キーワード」という項目が追加され、必要ない番組を落とせるようになった。例えば、ドラマのうち再放送を除く([再]の文字が入っているものを除外する)など、いろいろな応用が可能になりそうだ。

 地上デジタル放送(ビットレート17Mbps)は1時間で約7.1GBと容量食いだが、容量が不足すると自動的に古い番組を削除する機能も搭載している。また、複数台の外付けHDDに録画することも可能なので、民生機のHDDレコーダーのように容量不足に悩むことも減りそうだ。

予約録画

予約録画を編集するためのウィンドウ。毎週の録画設定なども簡単

 現状ではBlu-ray Discへの書き込みには対応していないが、CPRM対応の記録型DVDにムーブすることは可能。その場合画質はXP(9Mbps、720×480ドット)、SP(4.8Mbps、720×480ドット)、LP(2.4Mbps、352×480ドット)の3種類の画質に変換して保存する形になる。1層のメディアの場合録画可能な時間はそれぞれ1時間、2時間、4時間だ。

カレンダー

カレンダーの日付をクリックして、その日に録画した番組の一覧を表示させることも可能

 なお、デジタル/デジタルの裏番組録画には対応していないが、アナログ版のGV-MVPシリーズのうち比較的最近のものに関しては、2枚以上差ししてデジ/アナ同時録画ができる。従来カードのユーザーには嬉しいだろう。

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