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世界最大のテレビを堪能したい!

AVマニア垂涎の150インチプラズマ!

2008年04月22日 17時10分更新

文● 末岡大祐/アスキーネタ帳編集部

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 4月16~18日に東京ビッグサイトで開催されたフラットパネルディスプレーのイベント「Display 2008」にて、松下電器産業(株)が出展した150インチのプラズマディスプレーが来場者の注目を集めていました。このイベントに先立って、今年の1月に米国で行なわれた家電見本市「CES」(Consumer Electronics Show)でも展示されていましたが、今回のイベントでは国内初の展示となりました。

プラズマ

この大きさだと、将来的には展示会や劇場などに置かれるのでしょうか

 このテレビのスペックは幅3.3m×高さ1.9m、解像度はフルHDの4倍以上の4092×2046ドットというトンデモない数値で、身長190cm以下の俳優さんなら等身大で映し出すことも可能だそうです(チェ・ホンマンや髪を立てた布袋寅泰などは不可)。50インチのパネルを9枚つなぎ合わせたと言えば、その大きさが想像できるのではないでしょうか。しかし残念ながら、このスペックをフルに活かせるコンテンツはまだないようですが、デモンストレーション用のムービーでは象の巨体をそのまま映し出したり流れる水の飛沫まで見えたりと、まさにホームシアターの名に恥じないクオリティでした。人間の肌もクッキリ再現tされるので、俳優さんによっては嫌がる人もいるかもしれませんね。価格は未定ですが、同社の103インチプラズマディスプレーが実売600万円程度ということを考えると、もしかしたら1000万円を超える可能性もあるでしょう。

誇らしげに光る、「世界最大」「超高精密」「150v型」の文字

 ここで疑問になるのが、果たして日本の住宅事情でこのサイズのテレビが必要なのか? それより家の中に入るのか? ということですが、現段階では商品化は未定で、もし商品化できたとしても最初は法人や業者向けとなり、コンシューマー向けはその先の話とのことです。

画面

デモンストレーション映像。分かりづらいかもしれませんが、水の飛沫までもハッキリ分かります

 ただ、尼崎の第5工場で2009年5月より生産を開始するとのことなので、(富裕層の)家庭で150インチのプラズマディスプレーを堪能できる日はそう遠くないかもしれません。それまでに、このディスプレーの解像度に対応するコンテンツ(ソフト)が出てくることを期待しましょう。


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