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海賊版に国境なし

パチモノ天国・イタリア 中国だけじゃない 

2008年04月15日 17時30分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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イベント会場で当たり前に売られる海賊版


久保田氏

久保田氏は、14日に開かれた、デジタル時代の著作権協議会(CCD)のシンポジウムにて、イタリアにおける海賊版の現状を説明した

 海賊版というと、中国ベトナムといったアジア各国を想像するかもしれないが、欧州も負けず劣らずひどい状況にある。

 文化庁は9日、イタリアにおける海賊版の現状と対応方法をまとめた「ヨーロッパにおける著作権侵害対策ハンドブック(イタリア共和国編)」というPDFを公開した。14日には、社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の専務理事・事務局長、久保田裕氏によって、そのイタリアの状況が伝えられた。

 例えば、先のアニメ&ゲームイベントは市が主催しているにも関わらず、即時販売の会場では海賊版が非常に多く扱われているという。

会場内のテントで開かれている即時販売会

おおっぴらに海賊版が売られている

日本から派遣した視察団も驚く状況だ

SIAE(イタリア著作権出版社協会)のシールが海賊版に貼られてしまっている。偽物に許諾のシールを貼らないようににしてほしいと覚え書きを交わしたという

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