フェイストゥーフェイスを大切に
サイボウズは今年で10周年。社員数の増加に伴い、2003年に元いた18階から12階のフロアーに移った。その時にこのようなユニークな会議室ができたという。会議というのはとかく退屈なものになりがちだが、そんなことはないのだろうか? なぜこのような会議室を作ったのか、理由を聞いてみた。
「確かに当社はグループウェアを開発しているので、その中で交流することが多いです。しかし、オンラインでは伝えきれないものもあるんです。感情などは伝えにくいし、顔と顔を合わせて議論するからこそ、出てくるいいアイディアもある。議論する場も大事にしたいと考えています」(村松氏)。
サイボウズでは、「サイボウズ ガルーン 2」のスケジュール機能を使ってメンバー招集し、事前にグループウェア上でブレストすることが多い。会議のサマリーや議論するテーマをきちんと提示し、出席者の意思統一を図れない社員は一人前と認められない。
その上でリアルの会議にのぞみ、最大限の効果を上げていくのだ。グループウエアを導入しても、オンラインのみでは完了しない。フェイストゥーフェイスで補うべきという考えだ。