専用アプリケーションで通話にも対応
液晶ディスプレーはLEDバックライトを使用した新規開発品で、タッチパネルを装備する。ディスプレーの両側にはタッチ式の十字ボタンとマウスの左右クリックボタンも装備している。十字ボタンは触れると赤色のLEDで点灯するスタイリッシュなデザインだ。
専用アプリケーションを使用することで、音声通話やPHSのメール機能にも対応。別売でBluetoothヘッドセットも用意される。一般的な携帯電話機用のヘッドセットを利用すれば、本体のみでも通話が可能。ただし、待ち受けにはOSを起動している必要がある。サスペンド時にはW-SIMに自動的に履歴のみが残る仕組みだが、電源を完全に落としてしまった状態では着信を受けられない。バッテリー寿命やサスペンド時の待ち受け時間などのスペックは現状で未公開。
本体側に装備されているインターフェースはUSB 2.0ミニコネクターなど最小限だが、ディスプレー出力や有線LAN、各種インタフェースを追加できるクレードルも販売する。また、大容量バッテリーの利用も可能。
次世代PHSにも何らかの形で対応する
なお、ウィルコムでは来年をメドに2.5GHz帯を利用した次世代PHSサービスを開始する予定だが、WILLCOM D4に搭載されているW-SIMカードと共通のインターフェースが利用できるかどうかは現時点で未定だという。
ただし、「何らかの形で、次世代PHSネットワーク上でも動作する仕組みを用意する」とウィルコム代表取締役社長の喜久川 正樹氏はコメントしていた。
※なお、製品の紹介や発表会のレポートは、ウィルコムファンサイトでもお届けする予定。こちらも参照してほしい。