たまる一方の紙書類をワンプッシュで電子保管
【SPEC】 開発/販売元●(株)PFU 価格●オープンプライス(実売4万9800円) http://scansnap.fujitsu.com/jp/ 光学解像度●600×600dpi 最大読み取り範囲●216×360mm(キャリアシートでA3対応) インターフェース●USB 2.0 対応システム●OS X 10.2.8以上(Leopard対応) サイズ●幅284×奥行き157×高さ158mm 重さ●約2.7kg |
【COMMENT】
書類やメモなどあらゆる紙書類を取り込んで電子化できる。短時間で大量の書類を処理できるうえ手軽なので、本気で電子化に取り組める。
「ScanSnap S510M」は、両面読み取りに対応するドキュメントスキャナーだ。
最大の特徴は、ボタンひとつで書類を連続して取り込める手軽さ。給紙トレーに原稿をセットしてスキャンボタンを押すだけで、自動的に原稿サイズとカラー/モノクロの種別を識別して取り込んでくれる。書類の傾きを自動補正する機能もあり、複数ページの書類もキッチリとそろう。
読み込み後は、自動的に「ScanSnap クイックメニュー」が起動する。保存/メールで送付/印刷/iPhotoに保存──の4種類の操作から、目的に応じて実行すれば作業は完了だ。
速度は片面/両面ともに、A4カラー書類を600dpiの「エクセレント」で読み込む場合は0.6枚/分、150dpiの「ノーマル」では18枚/分。なお、ADFの給紙枚数は最大50枚なので、日々のスキャンなら一気に読み込めるだろう。
ただし、ひとつ残念な点は、OCR機能に対応していないこと。同機能があれば電子化を一歩進めたデータベース化も実現するだけに、ぜひ今後の対応を期待したい。
ワンボタン+数クリックで紙書類を整理できる手軽さは魅力。しかも、高度なPDF編集機能を持つ「Adobe Acrobat 8 Professional」が付属するので、プライスパフォーマンスは非常に高い。オフィスから個人まで幅広く活躍する1台だ。
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