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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」第19回

このフリフリの心地よさ「921SH」

2008年04月10日 18時00分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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921SH
【今週の1枚】ソフトバンクの「921SH」。この端末のモーションセンサーは、本体の傾きに対応しており、ブラウザやメール、メニューなどの画面で傾けると、横長の画面に自動的に切り替えてくれる
921SH
「921SH」

 今回取り上げるケータイは、本体をなぞったり振ったりすることで操作できるソフトバンクモバイルの「FULLFACE2 921SH」(関連記事)。ケータイを「振る」というのは、古くからケータイとつながっている行為で、実はとても心地いいものでもある。921SHは、ケータイにおける「振る」を新たに意味付けした点で注目の1台なのだ。



「アンテナデコレ」「バリ3」


 ケータイから通話用のアンテナがなくなって、どのくらいたつだろう。

 日本のケータイのインフラが世界に先駆けて3Gに移行する中、「にょきっ」と延ばすアンテナが消えていった。少し前のケータイといえば、上部にアンテナの頭が生えていたものだ。指で引き出すと少し柔らかめのアンテナが現れて、端末の動きに合わせて頭の部分もふらふらと揺れるのがかわいらしかった。

 先端部分にキャラクターを付けたり、通信に応じて先端が光るようなアンテナに交換したりするといった「アンテナデコレーション」もよく見かけた。真偽のほどは定かではないが、「電波がよくなる」としてラジオに付いているような30cmに伸びる金属製アンテナに交換している強者までいた。

 「バリ3症候群」なる言葉も聞かれるようになった。友人とのコミュニケーションで、重要なポジションであるケータイ。電波をきちんとキャッチしていなければ、いつ着信やショートメッセージを取り損ねるかもわからない。そうして電波強度のインジケータが常に3本立ってなければ不安になる、というワカモノの心理を象徴する言葉だった。

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