なんと画面が広いのだ!!
その実力とはズバリ解像度! スペック表だと両機とも同じ800×480ドットじゃないかって? 確かに両機とも実際の解像度はそうだ。しかし、CloudBookはスケーリングにより、800×480、800×600、1000×600、1024×768ドットの4種類の解像度が選択できるのだ!
800×480ドットの解像度では、ウェブ閲覧時に縦だけではなく横にもスクロールする必要があるうえ、通常のウィンドウズの操作でもかなり支障が出る。特に縦幅が狭すぎて、アプリのウィンドウを開いたときに、「OK」や「キャンセル」ボタンが画面の下端に追いやられてしまうことが多々あるのだ。
これを回避するためにEee PCでも800×600ドットを選択できるが、これは画面の見え方は800×480のままだが、カーソルを画面の上下に持っていくと、画面が上下にスクロールするという擬似的なもの。使い勝手はいいとは言えない。
CloudBookの解像度変更もスケーリングによる擬似的なものではあるが、1000×600ドットまでであれば、文字のつぶれも少なく十分実用に耐えられる(1024×768は視認性が悪く実用性は低い)。
これだけ解像度があれば、ウェブ閲覧時にもほとんど横スクロールを必要としないで済む。ミニパソを「常に持ち歩けるネット端末」として使ってるユーザーにとって、これは決して見逃せない機能だ。
処理速度など基本性能ではEeePCには及ばないものの、操作性を大きく左右する画面解像度では圧倒的有利なCloudBook。パワーを取るか、操作性を取るか、利用スタイルに合わせてよく吟味してみてれ!