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ユーザーの権利意識は変わりつつある──インターネット村上社長に聞く(後編)

2008年04月03日 14時29分更新

文● 高橋暁子

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 前回の記事に続いて、インターネット代表取締役社長村上昇氏に「ニコニコムービーメーカー」(NMM)の今後とユーザーの著作権意識などについて聞く。

村上氏

インターネット代表取締役社長の村上昇氏



意見はニコニコスレッドから吸い上げる


 ニコニコムービーメーカーは今後も改良されていく。

ご意見箱

ニコニコムービーメーカーの「ご意見箱」

 要望は、ニコニコ動画のスレッドや「ご意見箱」にくる意見から吸い上げている。ご意見箱には、多いときで一日100~200くらいの意見が寄せられてくるが、NMMの機能に関しては、この意見にほぼ即した形で強化されている。例えば、テキストが3行では少なすぎるというものがあったので、10行にしたり、テキストのスクロール機能、新しい効果の追加などは、要望からくみ上げたものだ。

村上 アップデートは要望の通りにしている。「なぜ動画に対応していないんだ」という反応はある程度予想していた。そうはいっても、肯定的な意見は全体の10%くらいはある(苦笑)


 専用コマンドで、動画に効果を追加する「ニコスクリプト」への対応も検討しているが、プレビューをどう実現するかがが悩みどころだ。「サイトと完全に同じ動きにするのは難しい。たとえば、他の動画に飛ぶジャンプと機能はどうプレビューするのか」といった部分に難しさがあるという。

 6月には大幅な機能アップも行なわれる予定だ。当面は無償版の機能アップに務めるが、それをベースに有償版も検討している。ただし仮に、有償版が始まっても無償版の提供は続けていくので、「その点は安心してほしい」とのことだ。

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