K200Dのサンプル
次にK200Dのサンプルを見てみよう。F16で絞りを固定し、ISO 100の状態で1/90秒で撮影。こちらも感度が上がるごとにシャッター速度を調整して撮影を行なっている。
日中でのサンプル。ISO 400あたりからすこしザラついた感じが出てくるが、実用上は問題にならないレベルだ。さらにISO 800~1600と感度を上げていくとリニアにザラ付きが増えていく。とはいえ等倍で確認して初めて、それがかなりの量だと気が付く程度。実用上はもう1EV上の感度設定があっても差し支えなさそうな感触である。
高感度ノイズリダクションの効果を比較。等倍で比較してみると、さすがに微弱ではその効果はほとんど感じられないが「弱」ではノイズが減っているのが分かる。「強」では画像があまくなる。ノイズが気になる人は「弱」あたりの設定がいいかもしれない。
カスタムイメージの各設定を利用して、風景を撮影してみた。
まず「鮮やか」は彩度コントラストともに、最近のデジタルカメラユーザーに好まれるような印象。「ナチュラル」では彩度が大人しめになるが、この設定を軸にして、自分好みに微調節するのがいいだろう。「風景」では彩度コントラストともに「鮮やか」以上に上がっていて、カリッとした仕上がりになる。
サンプルでは分かりにくいが「MIYABI」では若干色相がずれており、「ナチュラル」と比較して、手前の芝の色味、空の青さなどに違いが見られる。この設定はトライ&エラーを繰り返しながら、設定をうまく生かせるシーンを見つけていくのが面白そうである。