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画質で見る「K20D」と「K200D」

2008年04月07日 15時04分更新

文● 小林伸(カメラマン)

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K200Dのサンプル


 次にK200Dのサンプルを見てみよう。F16で絞りを固定し、ISO 100の状態で1/90秒で撮影。こちらも感度が上がるごとにシャッター速度を調整して撮影を行なっている。

ISO 100

ISO 200

ISO 400

ISO 800

ISO 1600

 日中でのサンプル。ISO 400あたりからすこしザラついた感じが出てくるが、実用上は問題にならないレベルだ。さらにISO 800~1600と感度を上げていくとリニアにザラ付きが増えていく。とはいえ等倍で確認して初めて、それがかなりの量だと気が付く程度。実用上はもう1EV上の感度設定があっても差し支えなさそうな感触である。

NR 微弱

NR 弱

NR 強

 高感度ノイズリダクションの効果を比較。等倍で比較してみると、さすがに微弱ではその効果はほとんど感じられないが「弱」ではノイズが減っているのが分かる。「強」では画像があまくなる。ノイズが気になる人は「弱」あたりの設定がいいかもしれない。

 カスタムイメージの各設定を利用して、風景を撮影してみた。

 まず「鮮やか」は彩度コントラストともに、最近のデジタルカメラユーザーに好まれるような印象。「ナチュラル」では彩度が大人しめになるが、この設定を軸にして、自分好みに微調節するのがいいだろう。「風景」では彩度コントラストともに「鮮やか」以上に上がっていて、カリッとした仕上がりになる。

鮮やか

鮮やか

ナチュラル

ナチュラル

風景

風景

MIYABI

MIYABI

 サンプルでは分かりにくいが「MIYABI」では若干色相がずれており、「ナチュラル」と比較して、手前の芝の色味、空の青さなどに違いが見られる。この設定はトライ&エラーを繰り返しながら、設定をうまく生かせるシーンを見つけていくのが面白そうである。

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