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“うっかり添付ファイル”を防止、HDEが新ソリューション

2008年03月31日 16時35分更新

文● アスキービジネス編集部

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HDEは、電子メールによる添付ファイルの誤送信を防ぐサーバソフトの販売を開始した。添付ファイルを自動的にサーバ上に保管、受信者が自分でダウンロードできるようにする。


添付ファイルを別サーバに保管、URLつきメールで受け取り


 新製品の「HDE Secure Mail for Online Storage(HSMOS)」は、電子メール送信時に添付ファイルを自動的に取り除き、別サーバに保管するサーバソフト。機密情報を含む添付ファイルを誤って送信するのを防いだり、大容量のファイルを手軽に送れるメリットがある。

 具体的には次のように利用する。まず、送信者は通常どおりクライアントメーラでメールを作成、ファイルを添付して送信する。メールにファイルが添付されている場合、HSMOSはこれを自動的に取り除き、HSMOSのサーバに保管。メール本文にダウンロード用のURLを追記して受信者に配信するとともに、受け取り用のパスワードを記したメールを別送する。受信者は指定されたURLにアクセスし、パスワードを入力してファイルを受け取る――という流れだ。

“うっかり添付ファイル”を防止、HDEが新ソリューション

メール受信者向けの受け取り画面

 受け取り用URLの通知は、前述のようにメール本文に追記して送るか、URLのみを記したメールを送るかを選べる。後者の場合、メールの本文は添付ファイルと一緒にWeb上でダウンロードして確認する。URL通知に添える文言は自由に設定が可能。また、パスワードを通知するメールを自動で送るか、送信者が手動で送るかも選べる。

 HSMOSを利用すると、いったんサーバに上に保管したファイルを削除することができ、誤って添付ファイルを送信した際に拡散を防ぐことができる。また、ファイルをダウンロードした日時やIPアドレスを記録し、送信者側で確認することが可能になる。

 動作環境は、Red Hat Enterprise Linux 4/5。価格(税別)は、100万円/100ユーザーから。年間保守費用は15万円から。

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