ニワンゴの運営する動画共有サイト「ニコニコ動画」に「ニコニコアニメチャンネル」というコンテンツが4月に開設することとなった。
このニコニコアニメチャンネルでは、「ペンギン娘 はぁと」などの完全オリジナルウェブアニメの放送を予定しているほか、“ニコアニニュース”というアニメ専門ニュース、美少女ゲームのテーマソングなどを配信する“虹視聴覚室”といったオリジナルコンテンツが満載となっている。
オリジナルウェブアニメの放送は4月19日からを予定しているが、“ニコアニニュース”などのコンテンツは4月2日から運営を行ない、イベント情報や新商品情報などをお届けしていく予定とのことだ。また、“ニコアニニュース”では、アナウンサーとして登場するキャラクターにアニメのキャラクターの起用やアナウンサー役として有名声優を起用する企画もあるということなので、今後の展開に注目していきたいところ。
「ペンギン娘 はぁと」はパンツとふともものアニメ
4月19日から放送を開始するオリジナルアニメーションの第1弾は、「ペンギン娘 はぁと」だ。同作品は2006~2007年まで週刊少年チャンピオンで「ペンギン娘」として連載され、2008年2月号より「ペンギン娘 MAX」としてチャンピオンREDで連載がスタートしたギャグ作品。
この日の製作発表会にはニコニコアニメチャンネルを運営するドワンゴより中澤友作氏、原作者の高橋てつや氏、南極さくら役の片岡あづささん、択捉鯨役の伊瀬茉莉也さん、栗尾ねね役の南條愛乃さん、シャー・チー役の野川さくらさん、マリー・チュパカブラ・W・ホワイトベア役の門脇舞以さん、南極かえで役の日高里菜さん、オープニングテーマを作曲するMONACAの神前暁氏、エンディングテーマを作曲するIOSYSのARM氏の10名が出席した。
通常の製作発表会は、プレスと関係者のみを集めて行なわれるのだが、そこはニコニコ動画を運営するドワンゴのこと、発表会には有名ブロガーも招待されていた。また、記者会見の模様は、ニコニコ動画でも生中継され1000ユーザーが視聴していた。この中継には、ニコニコ動画の特徴であるコメント機能も使うことができたので、記者会見の発表や質問などの回答に対して、視聴者からリアルタイムでコメントがつけられていた。そんなニコニコ動画の模様は、会場に映し出されていたため、出席者たちも視聴者のつけるコメントに注目していた。
最後に、誠意製作で会場に足を運ぶことのできなかったまつい監督がテレビ電話で登場した。監督は、「お気楽極楽なアニメになればいいなと思っています。視聴者はニコニコ動画のユーザーさんたちなので、いろんなところから参加できるような作品にしたいと思います」と語った。
なお、質疑応答で生放送を視聴しているユーザーから「MAD作っていいですか?」という質問があり、ドワンゴの中澤氏が「MADは大歓迎です。二次創作推奨ですが、公序良俗に反しないほかの権利者の方の権利を侵害しない形でお願いします。良作については、ニコニコ動画で紹介することも考えています」と、MAD大歓迎が伝えられると会場からは、おーっという声が、ニコニコの画面には、よっしゃーやハートマークなどが画面いっぱいに描かれていた。
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